娘が夏休みの読書感想文用に選んだ本。

「アルジャーノンに花束を」を、私も内容が気になって何気なく読んでみることにした。

 

かつて山P主演でドラマにもなったので、ご存じの方もたくさんいらっしゃるかもしれません。



私もドラマはかつて見た記憶があるのですが、全然覚えてなかった&原作は初見でした。

すると。。。彼と出会ってなければ絶対に私には理解し得なかったであろう一節が出てきたので。今日はどうしてもここでご紹介させていただきたく。

久々のツインレイネタです。興味のある方だけお読みください。


このお話は

(注意!以下ネタバレ含む)


重度の知的障害を持つ主人公チャーリーが、アルジャーノンという実験用のハツカネズミと共に脳の活性化の手術を受け、みるみるうちに知能が上がり最終的にIQ185という超天才になるのですが、その効果は数ヶ月しか持ちませんでした。その数ヶ月間に彼は一生分の心の成長を遂げます。その中で実験を取り行った学者であるアリスという女性と恋に堕ちます。

IQ185まで上がった知能が再び徐々に下がり始め、そのことに恐れを抱く彼を献身的に支える彼女と、最初で最後の2人の愛の営みを描写した一節に私は痺れた。これぞまさにツインレイの愛の営みそのものだと。その部分を抜粋してご紹介させていただきます。




ほかの人間だったら
こんな風にはならないはずだ。

私は自分の肉体以上のもので彼女を愛した。

愛の神秘を分かった様なふりはすまい。
でも今のこれは
セックスと言っては言い足りない。

地上をはなれ、恐怖の、苦悩の外へただよい、自分自身より大きな何かの一部になることだった。

自分の心の暗い小部屋から浮きあがり、
誰か他の人間の一部になった。

それは宇宙へ向かって

宇宙の外へ向かって

踏み出した第一歩だ。

なぜならその中で、
それによってわれわれは
人間の魂を再生し
永遠不滅のものとするために
合体するのだから。

どす黒いものが私の心から
拭い去られ、それを通して
光が私の脳髄に刺した

そして私の肉体は
与えることによって震え
彼女の体は
それを受け入れて震えた


互いの腕の中にいて
与え、受け入れることが
いかに必要か

ということがよくわかった。

アリスとのこれは神秘だ。。。




彼と出会い実際に経験しなければ、この一節はチョットナニイッテルカワカラナイ。で終わってたと思う。でも今はこの一節が心の底から腑に落ちて仕方がない。

この一節はツインレイの概念そのもの、だと思う。


まさにツインレイ男性は愛を与える側。

女性はその愛を受け入れる側なのだ。



そしてかつて宇宙とツインを結びつけるな。というご意見もあったけど、私自身としてはやっぱりツインレイを語る上で宇宙や魂の話は絶対に外せないと思っている。

ツインレイとの愛はここに書かれている通り宇宙や魂の存在を体感せずにはいられないから。否応なしに体感させられる。頭や感覚ではない魂に知らしめられる。肉体で繋がった時、一瞬にして悟らされる。


与え、受け入れること。

それがいかに重要か。。。

その神秘に。



この本で手術を受ける前より知能が低下し、自暴自棄になりかけたチャーリーに最愛の恋人、アリスがこんな言葉をかける


「高いIQを持つより大事なことがあるのよ。」


これを言われた当初、チャーリーは彼女の言葉の真意が分からず激昂する。しかし、ご近所さんや職場の仲間、恋人。周囲の優しさに触れる度、彼の心はだんだん溶けていき、最終的に悟ることができたのだった。



高いIQを持つより大事なこと。


それは「愛」なのだと。。。。



心の底からいい本です。機会があればぜひご一読を。


しかし娘はこれ、読書感想文書けるのだろうか。。。(笑)


龍希