満3歳と年少と参観を続けていたけれど、年中の参観は壊滅状態だった。

今までとは全く違う。

フリーの先生が付きっきりで、障害のある子供のように見えた。

悪化しているのか?

特性が出てきたのか?

ものすごくネガティブな気持ちに襲われて、

運動療育を受けたらいいんじゃないか?

となりふり構わず、運動療育を専門に扱っている療育施設の申し込みをした。


申し込みのあと、連絡がきて、その運動療育がしている集団療育と運動について話を聞いて、うちの子にも私にも合わない内容だと思ってしまった。


合わない内容を聞きながら、

うちの子とどうして合わないと思うのか?

うちの子とどうやって信頼関係を作るのか?

うちの子は一番信頼しているのは、母親の私だと間違いなく言える状況で、

療育に通わせればなんとかなると、どうして私が思い違いをしているのか?

などとじっと考えてみた。


息子が元気に幼稚園に行ける状況を、私は作ってあげているだろうか?

幼稚園に行きさえすればなんとかなると勘違いしているんじゃないだろうか?



幼稚園と今通っている集団療育で、頑張れるようにコンディションを整える。

まずはこれをやってみよう。



参観日の時、

絵本の読み合わせも違うページを開いていた。

先生の声と合わせずに息子は一人モゴモゴと読んでいた。

よくよく聞くと読めている。

先生の指示に従わないで、一人で漢字絵本を読んでいる。


「読めてるね」

と小声で息子に語りかけると、

満面の笑顔だった。

知的な問題はない。

情緒の問題だ。

崩れやすいこの情緒とどう折り合いをつけるのか?


まだ素直なうちに、社会との関わり方の軌道修正をしたい。



子育てに唯一の答えなんてない。

試行錯誤ってこういうことなのか。

私には観察力があるはずだと信じて、息子と向き合うことにする。