今回は、小学生の頃よんだ
「少女作家は十二歳⁉」多分既刊5冊くらい。
を思い出し感想を書きます。
記憶を頼りと当時の気持ちを書きますので、あえてあらすじ等ググって裏打ちしてませんので、内容・登場人物について誤りありましたらすみません。
主人公の小学六年生十二歳の国崎ナル子が、十二歳の持てる全てを執筆した本を出版する話。
次回作書こうにも、全てを書いてしまったから何も書けない。担当編集にも早く書けと怒られるが、十二歳である事実を思い出し怒ったことを謝罪。親友のみかは本を出版した、前にどんどん行くナル子が羨ましくて焦る。親戚の貝塚あつみはギャルだが、おじさんの仕草を馬鹿にしていたらいつしか自分も同じ仕草をするようになり嫌な気持ちになる。
私もこの年になって思いますよ。十二歳にしか書けないことがある。十二歳にしか感じないことがある。何せ多感。輝きは割増に見えるし。だから十二歳のうちに出版したナル子ちゃんは、かけがえのない体験をしてるし、大人になって読み返したら、こんな風に考えてたんだとか、宝物になると思う。
ちなみに読了当時の私は、十二歳で出版ってすごい!!って思うぐらいでした。
ええと、この作品は多分大人になってから読み返した方がいいのでは?と思います。ナル子は読み手の感情移入しやすいキャラクターですし、間違いなく児童書ですが、周りを囲む大人たちの焦燥やら、当時はろくに理解できてないし、大人になって思い返してああそっかって納得したりするので。多分わかってないことがたくさんある。脇役の皆様、きっと今読んだら魅力がまた増えそう。
薄い感想ですみません。
じゃあ何で書いたって話ですが、書きたかったからです。