ナナの合コン日記

ナナの合コン日記

― コンパで出会った男達 ―

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私は「今日か明日にでも郵送します」とLINEで返事をした。


一応、敬語にした。


鍵は返そうと思っていたけれど、彼の枕や、パジャマなど、


返すのは鍵だけではなかったので、来週にでもまとめれば


いいと考えていた。


なのに別れた次の日に彼からのLINE。


そんなにすぐに恨まれて憎らしい対象になるんだ。


彼の荷物を作り、手紙を書いた。


「今まで本当にありがとう。あなたと過ごした3年間は


本当に楽しかった。ずっと元気で、いっぱい幸せになってね」


荷物を送った3日後、彼のLINEの画像が変更されていた。


それはお祭りの写真で、日程的に私が別れる前に「行きたい」と


言っていたお祭りの写真だった。


私は「行きたい」と言ったのに彼は「その日は友達と麻雀をする


曜日だから次の週の別のお祭りに行こう」と言った。


結局ウソで初めから誰かと祭りに行く予定だったんじゃん…


別にその写真に変更しなくてもいいものを、最後の最後まで


嫌がらせですか?


手紙で彼を気遣ったのは本心からだったけれど、彼は同じようには


思ってないんだと確信した。







またある日の週末、彼は家に来るなり

工具を出して、私の部屋にカギを付けた。

「お前も何かとあった方がいいだろ?」

彼はニヤニヤしながら言った。

この人は父親にはなれない。そう確信した。

娘はその作業を悲しい目で見ていた。

娘を入らせないようにする為のカギを娘の前で平然と付けた。

もう無理…

彼が家にくることはデメリットしかなくなった。

土曜日の夜に来て食費と光熱費をたんまり使い、
何かを買ってくるわけでもなく、Hをし、日曜日の夕方帰る。

彼が帰った後、娘が言った。

「ママは私よりも彼といる方が笑うんだね」

子供にはそう見えていたのだと思い、

夜、彼に電話をした。

「別れよう」

彼に理由を聞かれ、「あなたには私の代わりがいるけれど、

娘には私しかいないから。ごめんね。」

そう言って電話を切った。

言い合う事もなく、仕方ないと

いう形で終わったと思っていたけれど、

次の日「カギを返してください。」

と彼からLINEが送られてきた。

何故に敬語?



引っ越しをするために彼が手伝いに来た。


すごく大きなテレビ台を組み立ててもらい。


専門道具で他にもたくさん組み立ててもらった。


お礼に有名なイタリアンのお店に夕食を食べに行った。


そこのピザがホントにおいしくて、二人取り合いになりながら食べた。


「これからは気兼ねなくナナの家に泊まりに行けるね」


「そうだね」


二人で話しそう思っていた。


引っ越しも完了し、娘と二人で快適な生活を送っていた。


そして週末彼が泊まりに来た。


夕食を作り、3人で食べ家族のように過ごしていた。


娘と私は各自自分の部屋があり、もちろん夜は私の部屋で彼が寝る。


でもまたここでうっぷんが溜まってきた。


私たち親子は一生懸命節約した。


「私だけの給料でやっていくのだから」と娘にも教え込んだ。


なのに彼は泊まりに来ると、ジャ-ジャ-シャワーを使いまくる。


LPガスでガス代もすごくかかるので、できる限り電気を使ったり


しているのに、彼は「今日は俺が作ってあげる」と無駄に煮込み料理をする。


クーラーを温度を上げ節約しているにも関わらず、「あっつー」と


クーラーの温度を平気で下げる。


イライラする。私たち親子が1週間努力したことが全て水の泡。


「光熱費をください」ともいえる訳もなく、ストレスが溜まる。