皆さま、おひさしゅうございます。
去年(2014年)の6月に発症に気づき、
医師の力不足やわたしの判断ミスなどで、
11月には抜歯してしまった私の前歯右2番ですが、
ほぼ半年の検討の末、インプラントをあきらめることになりました。
ちなみに抜歯までの経過については、以前の記事をお読みくだされ。
なくなった前歯の両脇の歯は、まったく問題ない無傷の歯なので、
ちょっと費用がかかっても、インプラントの歯を入れて両脇の歯を温存したかった
だって、インプラントのほかには、
ブリッジか入れ歯しか選択肢はなくて(ブリッジにも選択肢は複数あるが)、
入れ歯は外れやすいし、ブリッジは両脇の歯を極限まで削っちゃうしで、どっちも恐怖
で、今ある歯を傷つけることなく残せるインプラントを選びたかったわけなんだけども、ダメだった。。。
その理由は。。。。。。、過去に受けた脳腫瘍の放射線治療でした
ななみんの腫瘍は、左の鼻腔の裏にあるのね。
だいぶ小さくなったけど今もある。
だから、治療のときには、
頭のうしろ左下から前に向けて放射線を当てたんだけど、
そうするとその放射線がちょうど今回抜歯した歯にビンゴで当たったはずなのだ!!
ビンゴで当たってなくても、
上あご、もしかしたら下あごにも放射線がかかっている可能性大なワケ。
らも先生の友だちでインプラント専門のトレンディ先生
(なんかトレンディドラマに出てそうなさわやかガイなのよ)は、
最初こそはCTの画像を確認して、
「ななみんさんは骨も粘膜も薄いから難しいけど、オレならできるぜ!」
なーんて余裕かましてたんだけど、
わたしが放射線治療の話ししてどこから照射したかを説明したとたん、
顔色がさーーーって青くなって、
「オレ不安です!」オーラをを全身から発散してた。
まあ、不安なのにやれますって言わないだけマシか
いそうだもんね、そういう医者。インプラントはもうかるしさ。
そんなわけで、チョー不安なトレンディ先生にインプラントをお願いするわけもなく、
その場でらも先生に電話してもらって、
結局らも先生に接着ブリッジ(両脇の歯を半分くらい削って入れるブリッジ)を
入れてもらうことになりました。
なんで放射線治療がインプラントにマイナスかと言うと、
放射線によってあごの骨が弱くなるからだと。
なので、インプラントの土台をあごの骨に設置するのが難しいそう。
でも、これだけなら最新の技術を用いれば(なんとかチタンとか言ってた。)、
難しいけれどインプラントは可能だと。
トレンディ先生はこの症例では成功したことがあるらしい。
しかし、ななみんみたいにあごの骨がそもそも弱くて粘膜も薄い、
そんな人はインプラントの土台を設置するためにあごの骨の増強手術をしなければならず、
放射線治療歴アリの(しかも放射線照射個所とインプラント入れる部分がドンピシャ)場合、
その手術で骨がきちんと形成されない可能性が大きいというのよ。
つまりインプラント入れるために、あごを補強する手術をしたのに、
結局うまく骨が定着せず、あごの骨がぐずぐずになってしまうというのよ。
もちろん、ななみんとは違って、放射線治療歴があっても、
もともとの骨が丈夫な人はインプラント可能かもしれない。
それは個人によるだろうね。
以上というわけで、インプラントあきらめました
でも接着ブリッジしたくないよこれ以上、歯を減らしたくないよ
いまのスーパーボンド仮歯で乗り切れないかしら