空気はまだそんなに冷たくないけど
ようやく空から降りてきた

今年の冬は短そう


あわただしさと
よゆうのなさと

ひとりぼっちのようなさびしさと

下を向くことさえないくらい
目を閉じていた


とうとう
どうにでもなればと
うずくまってしまったら


肩をたたいて
ほほえんで
バーカって


あーー
やっぱり
この世界は…


あの時から
願いはひとつ

信じて
上向いて
感じて

笑って




よしっ
走るように時間がかけていって

見渡すと
もう
茶色い落ち葉

それでも雪は焦らしておりてこない

豚汁
カブ漬け
ふろふき大根
こっちは準備万端


空ばかり見上げて
待っているのに





さびしい別ればかりでもなくて
一足お先に
とばかりに
新しい世界に飛び立つ


少し

何もない自分に
いらだつような


自分も飛び立つ時なのに
何でも持っているのに


目に見えた事実がほしいのね



毎日
自分と一緒だから
いつもと同じように見えているかもしれないけれど
ちがうのにね

魔法の言葉
大丈夫

最近
使ってないね


ありがとう

笑顔
あふれてる



嬉しいな。








誰かの庭に咲き溢れるバラ
大輪のシャクヤク
もう少しでひらき始めるネムの花


朝は
つみたてのイチゴを甘いジャムにして
焼きたてのフレンチトーストにタップリ♪




とおり雨が来て
空を見た




あの頃は
できないことばかりと
目の前をそらしていて
なみだばかり



降り立ったときも
飛び立つときも
ひとりなのだけど


つぎの瞬間からは
そうではないの



それを知ったら


できることばかりだと
えがおと
ひとみをのぞいて

一緒に
目の前と
空を見てた




大丈夫





でも一緒に
胸のおくが
ぎゅって




こぼれないように
なみだをふいた




大丈夫
大丈夫。