“おそうしきやさん主婦”なむ子です。

前回は、良い霊園１（今回は良くない霊園の話）　の記事をUPしました。

今回は、先日ご葬家さんと一緒に訪れた良い霊園のお話です。

まずは霊園内の画像をご覧ください。

まだ新しい霊園ですので手前の比較的平米数が大きい墓地は

空きがある状態ですが、奥の１，５㎡の区画は

かなり埋まり始めていました。

お墓参りのご家族ですね？

おじいちゃんおばあちゃんとお孫さんの一行のようでした。

歩道部分がとても広いですよね。

素敵なお花の寄せ植えが等間隔で並んでいます。

お花・・・といえば(°∀°)b

この穴。

まだ売れていない墓地はこうした水はけ用の穴が開けられていますよね。

三十三回忌が過ぎた古いお骨から還していく場合にも

この穴に納めたり底に撒いたりするわけですが・・・

ここにお花が植わっている・・・しかも整然と

花壇のように手入れされている、って

なむ子さん、初めて見ました。

では通常は、この穴には何が植わっているか？

・・・といえば、それは「永代使用料」のプレートです。

これが定番です。

【１．５㎡　西　５３万円】

などと書かれたあの白いプレートです。

この区画に予約が入れば予約者の名前が入ることになります。

それがねぇ・・・

こんな素敵な花壇になっているあたり、

こちらの霊園の人柄、というか考え方に触れるような気がします(°∀°)b

ちょっと見にくいかとは思いますが他の霊園と大きく違う点として。

この手前の見本墓に顕著なのですが

●まず外柵（がいさく）の一部であってもコンクリートは使わない

※すべて墓石を使うそうです。

　もちろん他の霊園や石材店がコンクリートを使うのは

　隣の墓地との境で目につかない部分であるわけですし

　その方が費用が抑えられるから、という理由なのですが・・・。

　こちらの石材店はコンクリを使ったのと同じくらい価格は勉強するので

　せっかくのお墓なんですから全部墓石でいきましょう！

　というスタンスだそうです。

●そしてお墓の費用の基本形態にすべてを含んでいる

※墓誌、塔婆立て、文字入れ、デザイン等がオプションではありません。

つまり、お墓を求める方が（お墓にはこれがついているだろう）と

考えるようなものはすべて含んだ価格をまず提示しているということです。

もちろん、予算やデザインに合わせて削ることも、

そして望めばオプションで「蹲（つくばい）」をつけることも、

お客さんの希望によって変更可能です。

結局ですね。

どの石材店も「お得物件」的なお墓はもっているのですが

それは最低限度の石、形、決まったデザインのものだけであって

最初から全部含んだお墓というのはありそうでないんですよね。

で、金額はけっこうするんじゃない？って思いますよね？

でも墓石に関して多少齧（かじ）って来ている社長（旦那さま）も

思わず「うそっ！？」って言っちゃったくらい適正価格です。

きちんと金額を明瞭に出しているマニュアルも拝見しましたので

担当者がその場で値引いた金額を言っているわけではありません。

●霊園全体に静かな音楽が常時流れている

こう書くと、「ちょっとうるさいんじゃない？」と思われる方もいらっしゃるはず。

でもね。

こちらの霊園を求められた方からは好評なんですって(°∀°)b

一人でお参りに来る時もさみしい気がしないし

皆で来る時も静かな音楽の中でゆったり過ごせるって。

水汲み場だって、霊園内に何箇所もありました。

ほら。広～い霊園なのに水汲み場が２つしかない！なんてことは

よくありますよね。

お墓を求めた方がお参りに来やすいような工夫が

随所に見られます。

法要棟前のモニュメント

これまたフクロウのモニュメントが

霊園のそこかしこに飾られています。

なんだか、ほっとする表情です(*^.^*)

この霊園のすごいところはこれだけではありません。

実は広大な霊園を１社の石材店だけで管理しているのです。

管理スタッフは何人もいて、みんなおそろいのポロシャツ・ズボンで

清々しい様子です。

そしてこのスタッフの毎日の始業は７時。

朝から総出でお墓の掃除をするところから始まるそうです。

本当はそこまではしないのが通常なのですが

寿陵で建てられて以降足を運ばれないお客さんのために

お墓の隙間にたまった落ち葉を取り除いたり

雨のシミが残らないように配慮したり

もうとにかくサービス満点

また、霊園の「管理料」の部分は軽視されがちなのですが

こちらの霊園では少し高めに設定することで

将来的にも充実した霊園管理・維持を考えているとのことでした。

そのひとつが仏花代。

変な話ですが、お花屋さんの仏花より安いんです。

お墓を買ってくれた方が安心して仏花を求められるよう

いつも同一価格。

消費税は管理事務所で負担して気持ちよくお参りしていってもらおうと、

お花の金額は横流し、だそうです。

なんだか、ウチの霊園版のようです(;^_^A

他の霊園はどんなに雰囲気が良くても

石材店が数社入っているところへ

お客さんだけで行くのはお勧めしません。

でもこちらの霊園はおひとりでぷらっと立ち寄られても安心です(°∀°)b

そのときにウチの名前を出していただくと

多分何割か値引きしてくれると思いますよ( ´艸｀)

あ、ウチって言っても“南無なむ子”では通じませんので。

良い霊園２