“おそうしきやさん主婦”なむ子です。

素朴な疑問なのですが。

葬儀業界ではお数珠（じゅず）のことを「念珠（ねんじゅ）」と

呼ぶことが多いんです。

ウィキペディアによりますと

『数珠（じゅず、ずず）は穴が貫通した多くの珠に糸の束を通し輪にした法具。

仏を念ずるときに用いる珠との意味から「念珠」（ねんじゅ）とも呼ばれる。』

となっています。

そうか・・・。

単純に言って、「念じ」ない作法の宗派の場合は

「念珠」とは言わないのかもしれない。

今までうっかりしていたように感じます(・・。)ゞ

昔はね。

葬儀の打ち合わせの際は葬儀社さんがアタッシュケースを広げて

中にズラリと並んだ念珠をお買い求めいただく、っていうのが

よく見られる光景だったそうです。

ちょっぴり「押し売り」チックですが、

念珠をお持ちでない方にとっては助かったのでしょうね。

そう思ってこの押し売りスタイルの念珠販売を思い出していましたら

やっぱり当時と同じように売りつけている葬儀社さんに遭遇しました

時代の変化がとやかく言われるご時世ですが

やっぱり昔学んだ商売のやり方というのは

そうそう簡単には変わらない、ということなのでしょうかね？

さて、そんな念珠ですが

もちろんお店でも取り扱っておりますよ(°∀°)b

お店の商品の一例（念珠ブレス）

最近はブレスレットタイプの念珠をお求めになる方も多く

お若い方が増えてきているように感じます。

ちなみに、当社は店舗置き以外にも広く取扱商品があり

最近の人気は、念珠の親玉に「梵字」を彫り込むタイプです。

一般的に、房付きの念珠でもブレスレットタイプでも

念珠には「親玉」と「二天玉/合玉」が必ず入っています。

若向けのパワーストーンのお店では特に気にされないようですが

気に入った石で念珠を作られるのであれば

やや大きめの石を「親玉」に

やや小ぶりな石を「二天玉」（二ヶ必要）に

されると良いと思います。

で。

この親玉に「梵字」を彫り込むわけですが

生まれ年の干支にされる方が多いかな。

あとは好きな神様仏様とか。（例；不動明王とかね）

干支の梵字というのはこんな感じです。

これは、子年、戌年、亥年の「キリーク」。

二天玉には自分の生まれ月とか由来のある石を用いると

世界に一つだけの自分の「念珠ブレス」になりますよﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ

それでですね。

何が大切か、といえばこうしたブレスレットを持つことではなくて

腕につけた念珠を目にしたり感じたりすることで

自分自身を大切にしたり

家族を思いやったり

日常の中での「気づき」があることなんだと思います。

あ、そうだそうだ。

余談なのですが、最近お焼香の際の念珠の持ち手に関して

気になる方がいらっしゃいます。

左利きの方であってもお焼香の手は「右」ですよ。

「右仏　左は我と合わす手の　仲ぞゆかしき　南無の一声」、ですね。

ですので必然的に念珠を持つ手は「左」になります。

香をくべているときは左手に持ち、

合掌の際に、両手にかけたり片手にかけて手を合わせたり

その宗派の作法に従って合掌すると良いと思います。

お焼香の作法もね。

回数にこだわるのであれば逆に

●香をくべる手が「右」であり、

●親指、人差し指、中指、の三指でつまむこと、

●左手は右手の下に「そえない」こと、などに注意したいものですね(*^-^)b