葬儀社主婦なむ子です。

お寺さんのはなしを書くと

敏感に反応される方もおいでになると思いますが

葬儀社から見た現状、という意図で、

もしかしたら一方的な見方と受け取られかねない

、、、そんな、なむ子の一方的な見解をお聞きください。

昨今、葬儀の紹介を受けて生活の糧としている寺院も

少なからずある、ということはご承知の通りです。

その内情はみんながみんな、同じではありません。

まだ若く、お寺を持たない僧侶ばかりとはいえず

お寺をかまえているお寺さんも多くいらっしゃいます。

檀家さんが少ないので葬儀のお布施や寄付を

収入に当てる場合もあれば

布教活動の一環という意識のお寺さんもいらっしゃいます。

葬儀のお布施だけもらえばいい、という考えの方もいれば

葬儀をきっかけにして、お盆や彼岸、回忌法要その他

長いお付き合いの中でその家族を支えるという方もいます。

個人個人で懇意の葬儀社を見つける方もいれば

僧侶人材センターなどへ登録されている方もいます。

逆に、いばった菩提寺さんよりも

葬儀や法要の時だけ気軽にお願いできる紹介の僧侶のほうが

近年の傾向にあっている、といえば言えたりして、、、(;^_^A

なぜ菩提寺離れが進んでいるかと言えば

それだけ日々の中での、

菩提寺と檀家の関係が希薄になってきているからだといえます。

本来であれば檀家さんにとって菩提寺は

「ウチの寺」という気持で奉仕したり

何かあれば相談に訪れて心の平穏を取り戻す場所であったはずです。

菩提寺と檀家の関係は

檀家からの布施だけでなりたっているのではなく

「ウチの寺」があるという拠り所と

僧侶の法施もまた大きな位置を占めるのだと思います。

檀家が檀家の勤めを果たさなくなったという前に

お寺もまた自らの勤めに積極的ではなくなったような気がします。

例えば、お盆の棚経に一軒一軒回ることが減り

何かあれば檀家みんなをお寺に集めるようになりました。

葬儀や法事に寺院を貸してくれなかったり

写経会なんかあってもよさそうなのに無関心だったり

法話会なども少なくなりました。

なにより、お寺さんが檀家さんの顔を覚えていませんからね、、、

檀家さんと菩提寺さんの間に交流があれば

こんな「僧侶の紹介」なんて出てこなかったんでしょうけど。

ですから、菩提寺さんが「檀家が減っちゃって、、、」と

愚痴を言うのであれば

それ以上に喜んで人が集まるようなお寺づくりをしていく必要が

あるのではないかと思うわけですね。

でも、かといって

紹介の僧侶が素晴らしいか、と言えば

素晴らしい方もいれば

やや首をかしげちゃうような方もいて

葬儀社であるわたしたちも考えてしまうところです。

いえね、紹介の僧侶に関するクレームというのも

この業界にいればけっこう耳に入ってくるものなんですよ。

こういう紹介僧侶に会っちゃうと

気軽に頼めるどころか、気が重くなっちゃうかも、っていう

そんなお話をご紹介しようかと思ったのですが

やはり記事が長文になってき始めておりますので

また後日別の記事でご紹介いたします。

紹介の僧侶の利点を

単に「お布施が安い」ということにとどめてしまうと

大事な時に恥をかいてしまうかもしれませんよ？

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