2024/04/09 ~  2024/04/16  スクムビット滞在

4月14日のソンクラーン2日目は、水掛けに参戦するつもりはなく、手長エビ釣りに出掛けた。毎度のパターンで、クロントンブリーでエビ釣りの後は、アイコンサイアムに行き、チャオプラヤー川を船でサパーンタクシン、BTSで帰ってくるコースだ。なので、水鉄砲を持たず携帯やカバンも防水の準備をしていない完全無防備だ。セントラルワールドやシーロム、カオサンに行くわけではないので、被害はないだろうと考えていた。実際、サパーンタクシンまでは何ごとも起きなかった。時間は19時半くらいだったろうか。BTSに乗って、晩ごはんは何を食べようかと考えてた時、以前、フカヒレと鮑ご飯のコースが750バーツで食べれた店を思い出した。ホックフカヒレレストランというお店で、チョンノンシーからバイタクで行けばすぐのところだ。思えば散々な目にあうはじまりだった。

ソンクラーンなので、ネットで営業をしているか確認をすると営業中となっていた。当時(5、6年位前)から100バーツも上がっている。それでも、内容からすると値打ちだと思うし、1人で注文できるのがいい。チョンノンシー駅に着くと勝手が違う。ホームが水鉄砲を持った人であふれかえっている。キングパワーマハナコーン前が戦場になっている。
巻き込まれては大変。隅っこを目立たないように歩く。なんとか危険地帯からの脱出に成功。ちょうどバイタクが来たので呼び止めようとしてら、タッチの差でファランに先を越された。ファランは二人組で、二人を乗せろと言っているようでバイタクの運ちゃんは渋っている。断われ~との願い空しく、ファランに押し切られ、バイタクは三けつで消えていった。さぁ、どうしたものか。バイタクは来ないし、トゥクトゥクが手ぐすねを引いて待っている。時間は20時を過ぎていたと思う。店のホームページを見せると知っているいうが400バーツという。BoltやGrabを利用するようになってからトゥクトゥクは全く利用しなくなり相場がわからなくなっているが、せいぜい100バーツ位だ。あまりの高額、半額に値切っても200バーツだ。とはいっても、時間だけが過ぎていくので、仕方なく200バーツまで交渉し乗ることに。
グーグルマップを見ながら乗っていると、曲がるところを反対に曲がったので道が違うと言うが、ドライバーはそのお店は知ってる。こっちだと言って耳を貸さない。結構走ったところで、間違いに気づいたようで方向を変え、狭い道を抜けて行く。この狭い道で子供達の水鉄砲攻撃を受けることになり、窓がないので結構濡れた。やっとお店に着いたと思ったら、店をあげて水の掛け合いをしている。当然、水を掛けられる羽目に。店員らしき人にホームページで営業中となっていたから来たと言うと、ソンクラーンで休業だと言われてジ・エンド。おいおいそれはないんじゃないのと思ったところでどうしようもない。通りがかったタクシーを捕まえ、一番近いMRTの駅に行ってもらうことに。もう濡れたとはいえ携帯が無事なので、チョンノンシーに戻ってなんかあっても嫌なので、MRTの駅にした。ファランポーン駅が一番近かった。メーターだったが金額は覚えていない。

プロムポーンに着いたのは21時過ぎ、空腹度はマックスだ。エムポリアムのフードコートかイムちゃんか?結局、イムちゃんへ行くことに。店は空いていて4組ほどの客がいただけ。水と氷、カオパットを注文した。氷水で咽の乾きを潤してひと息ついた。カオパットにしたのは早く出てくると思ったからだが、一向に出てこない。20分以上待ち、氷水の氷はとっくに溶けてなくなり水もぬるくなっている。チョンノンシーからの散々な出来事と空腹マックスが、後から来た客に料理が出された時に、無意識に怒りが爆発した。「20分待ったが、まだこない。もう要らない。アホか」タイ語でまくし立てた。周りのファランがポカンとしているのが見えて、カッコ悪かったが、キレてしまったものは仕方がない。水と氷を指して、いくらか聞くと、10バーツと返ってきたので、つたないタイ語は通じたのだろう。10バーツをテーブルに置いて、再度「アホか」と、捨て台詞を吐いて店を出た。
散々な目にあった夜の晩ごはんは、セブンイレブンの弁当となった。
第82話はこれで終わり。