オールカマーを振り返る。

神戸新聞杯に関しては98.7%くらいは馬場なので特に喋る事もない。

強いて言うならレッドジェネシスはダービーで完全に騎手の意思でレース放棄された中での今回、能力発揮する事ができた。

重馬場も得意なのかもしれないが、元々それなりに強く少なくとも青葉賞組よりは高レベルなのはレース前から言うまでもなかった。


では、早速。

ペースは平均ペースでロザムールが逃げた。

レイパパレが2番手でレースを進めた。

結果としてはGII平均レベルという感じで明らかに次を見据えた能力上位馬は概ねパフォーマンスを落とした。

それでも指数上位4頭が4着までに全て入り他馬との能力差は歴然。

ここからは掲示板に入った5頭を1頭ずつ振り返る。


1着 ウインマリリン

まさに日経賞の時と同じレースができた。

内内でずっと脚を溜めスっと空いたタイミングで抜け出す。

馬場がフラットであれば最もロスがなく理想的な競馬だ。

昨年のフローラSでも強烈な向かい風で相当な勝負根性が要求されたレースで、少々の不利では首を上げたりもしないし、これで日経賞含めるとカレンブーケドール、ワールドプレミア、レイパパレ、グローリーヴェイズという一線級の馬に勝っているのだから大したもん。

あともう一枚上のランクに行けば牝馬GIで勝ち負けできる。


2着 ウインキートス

最後の直線ではウインマリリン、グローリーヴェイズ、レイパパレが全て見える位置で射程圏に入れつつ慣れた中山の坂でもうひと伸びする事ができた。

札幌記念こそ完全に消化競馬という感じだったが、目黒記念では超スローペースの特殊レースではあったものの強い競馬でこの時のレースはフロックで無いことは証明した。

斤量もその時から3kg上昇している中でのパフォーマンスなので実質的には成長中という認識でいいだろう。


3着 グローリーヴェイズ

レースは後方2.3番手から進め残り800m~600mの下り坂で一気にスパートをかけ先頭集団に取り付く。

最後の直線では先頭に立つ場面もあったが、最後に甘くなり3着。

やはり坂が課題の可能性も高く最後甘くなってしまう。

しかし、今回はちょっと一気にスパートかけすぎているのでディープインパクト並に強い馬なら別だが、あそこから突き抜けるのは厳しい。

4歳時の天春や香港Vのような全盛期のパフォーマンスと比較するとやはり衰えはあるが、やはり元の能力が超GI級であり秋競馬でも期待したい。


4着 レイパパレ

デビュー以来初の馬券外。

そもそも前走の宝塚記念が初の黒星だった訳だが、やはり逃げれないと自分のペースが作れず脆い。

今年の大阪杯でこそ重馬場が功を奏したのか折り合いも問題なかったが、昨年のチャレンジCや今年の宝塚記念でも折り合い面でかなり苦労している。

逆に言えば折り合いを欠いてもこのパフォーマンスだから強いことは疑いようがないのだが、こんなにも折り合いを欠くといくら能力が高くても本命は打てない。

次走はエリ女と既に発表されているが、デビュー以来手網を取ってきた川田は米遠征後の隔離期間の為乗れない可能性が非常に高い。

恐らくルメールか福永あたりが乗ることになると思うが、どこまでこの馬の特徴を掴むことができるか。ここが最大の肝になりそうだ。


5着 ステイフーリッシュ

善戦マンの印象が定着してしまったが、今回の上位4頭にはどうやっても能力差で敵わない。

相手なりに走るタイプではなく、どの競馬場でもある程度一定のパフォーマンスを発揮するので当然メンバーが強いGIIやGIでは足りない。

心房細動明けでしっかりと走れたのは大きいだろう。


以上で終わり。

叩き良化型のグローリーヴェイズは次走パフォーマンスを上げてくるだろうし、レイパパレも今回のような競馬は流石に情けないので立て直してくるだろう。

特にレイパパレは昨年のフィエールマン、アーモンドアイの引退、今年引退確定のグランアレグリア、クロノジェネシスがいなくなってから引っ張っていかなくてはならない存在なので、まずは精神面の成長を期待したい。