うちの父が末期の大腸ガンで
余命宣告をうけている。

1年前に癌が見つかった時には
すでに末期だった。

ポジティブな父は末期でも
抗がん剤治療で何とかなると
希望を持ち続け
闘病生活を送っている。

しかしながら、日に日に痩せていく父に
母が何もしてやれないと、
何かもっと出来る事があるんじゃないかと、
呟いている…。

父は若い頃から
自分勝手にやってきた人で
母がいつも「うちは母子家庭だから」って
言ってた。

高齢になるにつれて
「何でこんな人と一緒になったんだろう」って
ブツブツと文句を言ってた。

でも母は闘病生活が始まって
毎日欠かさず
父が入退院を繰り返しても
病院へ通っていた。

そんな母の事を父は
「すまんの。ありがとう」と
感謝する日々。
母にはこれ以上の事は言わないが、
娘の私には
「お母さんを頼むの。」って言ってた。

私はうちの父と母のような
家庭は嫌だとずっと思ってた

もう残された時間の中で
父は何を思っているのだろうか…。



うちの主人がふと、
「あと、あんたと一緒にこうして 
楽しく幸せに過ごしていけるのは
何年あるやろうか❓
自分はあんたとのこの生活を
大事に過ごしていきたい」って。


私はきっと
人生という名の宝クジは
大当たりだと思っていて
幸せなんだなって思う。
  



父も最後の人生の宿題を
やり残しのないよう、
母との時間を過ごしてほしい。
母も同じように
二人の出した答えが
「幸せ」ということで
あってほしいと願っている。