晩ごはんのおかずはナンコツ唐揚げでした。
なみたろうです。

ホーキング博士が亡くなったそうです。
なんとゆうか「秘密」クラスタさんは変な妄想をしがちだと思いますが、ご冥福を祈りましょう。
清水先生はきっと色んな社会問題に思いをめぐらせ、先を見ていらっしゃるから予言してしまいがちなんでしょうか。


さて今日は絵は描いてないんですけど、
ちょっと先日ゾッとしたお話。
清水先生がお好きそうなお話。

グロい話が無理な方はやめといた方がいいかもです(゚∀゚;)



私が一時期好きで読んでたホラー作家さん、
小林泰三(こばやし・やすみ)さん
の作品で、
人獣細工(にんじゅうざいく)
について、

ある日突然思い出すことがありまして。

短編です。

父を亡くした娘。
それは喪失ではなくて解放だったけども。
父は臓器移植を専門とする研究者で、娘はその患者。幼い頃から幾度も移植を繰り返してきた。
その時代には免疫の拒絶反応の問題はクリアされていて、人に近い豚からの臓器移植が主流になっていた。周囲の大人は、先天的疾患を持つ娘のために父は本当に努力して…と言うが娘は知っていた。
継ぎはぎだらけの体。はっきり残る縫い目。
異常な回数の手術。愛情ではない。

娘は父の残した研究資料の中に動画を見つけ、自分自身の手術の記録映像を見た。
父は遺伝子操作で人の臓器を持つ豚を作り出していた。手足も。乳房も。声帯も。角膜も。
ほぼ全ての臓器が置き換えられている。
治療じゃない。何のために?
真実を知るに伴って増殖する狂気。
豚で人を作ったら人?豚?
私は何?


と、途中までのあらすじで既にゾッとするお話なんですが。
小林さんってほんとこうゆうのうまい。薄ら怖い。内臓臭い。ラストもぶん殴ってくれます。
グロ耐性ある方はぜひ一読を。
ちなみにデビュー作である『玩具修理者』も秀悦です。


で、何にゾッとしたって、


この話、実現しそうなんです。






豚の持つウイルスへの対応は既に研究されているらしいです。
更にあのiPS細胞を用いて人の臓器を持つ豚を作り出すことを……

いや、臓器移植を待ち望む人もいるわけで、コメントはしないでおこう。

ただこの短編小説が初版で平成11年、小林さんは研究について知ってたのかな?
予知?予知能力あるの?

清水先生にも同じことを感じることがあります。
まさか「秘密」の中のMRI捜査があれと同じ形で実現することはないと思うけど、
映画版はもっとないけど
なんだろう、作家さんてのは一定のレベルに達すると超能力を身につけるんだろうか?
いつか、故人の記憶データの取り扱いについての法整備がされたりするんだろうか?


…という、つぶやきでした。