寝坊して遅刻しそうな4月末の朝
鏡の向こうにはいつも通りの自分がいたけど
いつも通りの自分にはなれていなかった
前髪が長過ぎる
時間なんかどうでもいい
扉から取り出したハサミ
不器用なのは知ってる
だから今この刃を手に取ったんだ
バッサリ切ってさっぱりした
前向きでもなんでもない