芸とは、色々飛び越える超能力なのだ。
男性が演じようと娘にもなれるし、鳥の精にすらなれる。
大勢の観客を一瞬にして幽玄の世界へ。
主人公の喜久雄と俊介の
ライバルであることと同じ歌舞伎の道を極めんとする理解者であることの相克が凄絶ありながら、美しかった。
人との係わりが芸の肥やしになるのは良いけれど、
芸の為に人と係わるのは本末転倒でニセモノではないかと私は思っていた。
しかし、そんな気持ちが吹き飛んでしまうほど芸の魔力は凄まじかった。
違う生き物であるという壁 男女の壁 言葉の壁…
色々飛び越える、芸と愛は似ている。
