小2の長男が読書感想文を終わらせた。

夏休みに入って4日目に完成。


去年、夏休み終了間近に、泣きながら何日もかけて書いことを思うと、すごい進歩だ。


「おまえ、今年は15日までに感想文、
 終わらせろよ!」
「今日は、感想文、ちゃんとやったんか?」


「今日、するから!」

今年は夏休みに入る前から、パパから、だいぶプレッシャーをかけられている。


日曜日の午後、原稿用紙を開いて、机にむかった。


今年は、感想文の書き方のプリントを学校からもらってきている。
1、なぜ、この本を選んだのか書こう。
2、本のあらすじを書こう。
3、こころに残ったところ
4、自分だったらどうするか?
このプリント、去年も欲しかったなー。


選んだ本は、大好きな星のカービィシリーズ。

「ねえ、題名、どーしよ?」
「星のカービィを読んで、で
 いいんじゃない?」
(母=私はテキトー。
 早く書いて終われと思っている)
「うーん」
「じゃあ、これは?」
本の裏表紙に書いてあるあらすじから、適当な言葉を探す。
「『メタナイトの宝剣ギャラクシア』」
「それにする」


書き方のプリントにしたがって、

星のカービィが好きなので、······という本を読みました。

じゃあ、次はあらすじ。
「どんな話なん? 」
「メタナイトが、黄泉の国へ行ってー、
 おしゃべりな蝶々がいて····」
「この、バルフレイナイトと戦うの?」
あらすじを読みながら聞く。
「カービィが戦う話です、
 でいいじゃん」
母の提案は、テキトー&ざっくりすぎる。
「うーん」
息子はいろいろ考えて、

メタナイトが、主人公のおはなしで、赤い蝶の騎士バルフレイナイトとメタナイトがたたかうお話です。

「ちょう、ってどうやって書くの?」
「ひらがなでいいやん」
「やだ」
なぜか漢字で書くことにこだわる。
白い紙に、蝶、と大きく書いて、
「虫、世、木だよ」

「あ、間違えたー。
 ちょっと、ママ、消して~~」
「自分で消しなよ」
「めんどくさーい」
「もおーー」


この次は、おもしろかったところ。
「いちばん、おもしろかったところは?」
「最後に敵を倒したところ」
「さみしかったところも、
 あるんやろ?」
「うん、おしゃべり蝶のパピと
 わかれるところ」


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「あつーーい!
 やる気でや~ん。
 ちょっと遊んでくる」


「えーーー!
 がんばれーー!
 書くこと決まってるんだから、
 あとちょっとやん」


「むーりーー」


さっきから、きゃっきゃ遊んでいる弟や妹達が気になるよう。ほっぽり出して、向こうへ行ってしまった。


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次の日、
「ママ、感想文、するよーー!」
本人も、やらなきゃという気持ちはあるようだ。


「ちょっと、ママは、片付けもあるし···」


「はやくー!」


「わかったわかった」


また、暑いやら、集中できんやら、うだうだ、ぶうぶう言いながら、原稿用紙2枚分、最後の行まで書き上げた。



内容を要約すると、


いちばん面白かったところは、最後に敵を倒したところ。ギャラクティックカウンターだとか、4つの技をつかった。一瞬の遅れもない、完璧なタイミングだった。
カービィも、コピー能力を使えば、いろんな技ができて、一番好きなコピー能力は、忍者。

さみしかったところは、パピとおわかれするところ。
「オレのこと、わすれないでね」とパピが言って、涙が出そうになった。

星のカービィシリーズをもっと読みたい。


親バカながら、よく書けているじゃないか!
多少の誤字脱字には、目をつぶろう。
(1文字ずれたところを全部消ゴムで消して、書き直すのは、ごめんして)

ここまで、前日の午後と、次の日の午前中いっぱいと、まる1日かかった。


「パパ、感想文、できたよ!」どや顔の長男。


やったのは、息子だけど、


なに!?  この達成感!!


母は、嬉しくって、職場でみんなに言いふらしてしまった。



おばあちゃん(私の実母)に読んでもらうと、
「上手に書けてるよ!
 わくわくした感じが伝わってくるね!」


パパのほうのおじいちゃんおばあちゃん(私の義父義母)も、今度会うときに、感想文を読むのを楽しみにしている。

じいちゃんは、コピーして、ちゃんと保存しておけと言ってくれている。



あー、嬉しいなー。


前から心配していた読書感想文が、早めに書き終わったこと。


書いてみたら、けっこう、息子らしい、楽しい文章になったこと(親バカ目線)。


感想文、永久保存しておこう☆