寝るときに
「ねえ、ママは僕に早く大人になってほしいの?」
と、急に6歳の長男が聞く。
保育所かどこかで何か言われたのか。
早く大人にはなりたくないようで、なぜか半泣きになっている。
「そんなことないよ。ずっと子供のままでもいいよ。」
「ゆっくり大人になったらいいんだよ。」

そういえば、今日、保育所からの帰りの車でも、
「大人になったら何かになりたいって決めやなかんの? 僕は、普通の大人がいい。」
大きくなったら何になる?て時々、聞かれるからなのか。考え過ぎちゃう長男には、それが、プレッシャーに感じるようだ。
「別に、何になりたいとか、決めなくていいよ。今のままの(長男)くんでいいよ。
好きなことしてたらいいんだよ。
好きなテレビ見たりとか。」

確かに、大人になったら、何になりたいか?というのは、「大人」というのが、別次元の世界のようで、何か違和感がある。「大人」と言っても、今の長男くんの延長。今みたいに、その時その時、興味あることをしてたらいいと思う。

帰りの車では、ママの考えは、あまり伝わってなさそうだった。腑に落ちない感じの長男。

それにしても、いろいろ考え過ぎて、怖がり、泣き虫の長男くん。
時々、ちょっと怖かった妖怪ウォッチ映画を思い出したり、自分が死んで地獄へ行くかもしれないことを思い出したりして、本気で泣いている。
春から小学校に入ることも、早起きできるか、とか、学校まで歩けるか、とか、ひらがながまだ書けない、とかいろいろ不安なようだ。

ママの性格にそっくりになっちゃったな。
「ママも幼稚園の時、怖がりで泣き虫だったよ。今度、おばあちゃんに聞いてみて。」

「(長男)くんは、いろいろ悩みが多くて大変なんだよね」
そしたら、
「ぼくも、なやみがあるの」
と、3歳の弟。
「(弟)くんの悩みは何?」
「パジャマのボタンが反対になっちゃうこと!」
それも、大変な悩みだ!