「漏斗、どこ行ったかな?ここに置いておいたんだけど。」



と、とある棚を探しながら言う夫。



漏斗なんて、私は使わない。



「ジャム作って瓶に入れる時に、百均で買ってきてここに置いたんだけど。」



そういえば、何年か前に夫が漏斗を使っている姿は見たような覚えが薄らあるが、その後どうしたのか私は全く知らない。



夫、あちこちの棚を探しながら、



「またなくなった」



「俺の部屋に持って行かないとダメだな。この辺に置いておいたらなくなるから。」



と独り言。



物が一人でに無くなるわけがない。



誰かがいじったから無くなるわけで、夫は自分ではないと思い込んでいる。



ということは、これらの発言は、私への嫌味にしか聞こえない。



過去、何度か夫の物を間違って捨ててしまったり、



日常的にキッチンを使う側としてはそこにあると邪魔なので別の場所に置いてしまったりしたことがあり、



それ以来、何かなくなると夫の頭の中では「み〜が捨てた。」もしくは「勝手にしまう場所を変えた。」ということになるらしい。




何度かそういうことがあったので、夫が用意した物はできるだけ手をつけないようにしているし、



どうしても邪魔な物は夫に断ってから移動するようにしている。



それだけに、私が勝手に捨てたとは考え難く、何ヶ所か探してみたが見つからない。



「いいよ、いいよ。このパターンでなくなった時に出てきたことないから。」と嘲笑混じりの呆れた口調で言う夫。



完全に私が悪者である。



こちらとしても、万が一ということがないわけではなく、見つからない以上、100%自分のせいではないとは言い切れない。




まさにモラハラの付け入るポイントである。




なんともバカくさい話である。



「漏斗、ここに置いたんだけどないんだよねー。どこにあるか知らない?」



「あー、何年も使ってないんでしょ?私は使わないし見てないよー。」で終わる話が、お互いとんでもなく嫌な気持ちになるほどのことになってしまう。




普通にコミュニケーションが取れる相手になら、「百均ならまた買えばいいじゃん。」とか、「そんなに大袈裟に騒ぐことでもないじゃん。」と軽く言い、「そうだねー」で終わるところが、



モラハラ夫相手だとまんまとモラハラの罠に落ちることになる。




ここから、「俺の物だと思って軽く見ている!」だの、「使いたい時に使えなかったらみ〜だってストレスになるでしょ!」だの、




挙げ句の果てには、「俺のことを大事に思ってないからそういう発言になる!」だのと被害者ぶり、こちらは完全に加害者である。




あー、めんどくせぇ真顔




何も言わずに自室に篭ります。




しばらくしたら、何食わぬ顔で出て行こう。




改めて、2度と夫の物に手をつけるのはやめよう!と思った出来事でした。