2020年3月14日常磐線双葉駅が営業再開され、全線開通となった。早速4月9日にその
駅と周辺を視察して来た。その時このカメラの位置から南に延びる道路を行けるところまで行ってみた。
すると休校中の双葉高校を見つけた。僕の友だちにもこの高校を卒業した人が複数いたの
で、そこも写真に収めた。3・11当時のままに放置されていた。
そこからさらに南下するのは難しいと判断し、国道6号に戻っていわき方面に南下すると、清戸迫の入り口の表示がある信号にぶつかる。駅からわりに遠く離れているので、ここが指定解除になっている事は知らず、とにかく右折し探してみた。そこには国指定の横穴式装飾古墳「清戸迫横穴」がある筈だ。
しかしそんな重要な史跡、道案内の看板も無く、さんざ探した挙句諦めた。
2020年5月29日に再び挑戦。今度は看板を見つけてしかも小学校の隣にあるとの情報で、直ぐに見つかった。
急峻な坂道を上ると横穴がある。その76号横穴にベンガラで描かれた装飾壁画があり、7世紀の風習を垣間見る事の出来る貴重なものなのだ。だからもし覗く事が出来れば写真を撮りたいと思っていた。
既に東北大学が帰還困難期間に、劣化してゆくこの壁画を調査していたが、現状はどうか見極めたかった。でも空気が入ると急速に崩れてしまうので、なかば諦めてもいた。ネットでは画像が一杯出て来るが、著作権の事もあり、そうしたものの制約を受けない自分のカメラで撮りたかった。
行ってみたら、やはり予測の通りで、高所用の梯子のようなものがあって、入り口を含め密封されていた。
実は上記画像の左に見えるのが、2022年5月に双葉町の震災遺構として指定された双葉南小学校である。
もしかすると2年前にはそれを考えて、いち早くこの地域を指定解除したのかもしれない。
国指定の文化財と抱き合わせで、双葉町はこれからこの場所を整備して行くのだろう。間違っても入場料をとらないで欲しい。既に双葉町中野地区に建造された「東日本大震災・原子力災害伝承館」は、誰にでも見学に来て欲しいが、入館料600円もとる。僕は一度も中に入った事が無い。




