つぼみの頃 | 雨音..日々綴ル...

雨音..日々綴ル...

頭 の 中 に 彷 徨 う 言 葉 た ち 。 徒 然 な る 想 い を 曝 け 出 す...わ た し の 居 場 所





予定通り、散歩に出た


今週に入ってからはずっと


暑いくらいに暖かく晴れていたのに


今日に限って、気温は低く雨


そんなものだ


私らしい、私の人生らしい




時間を気にせず歩いていると


やはり以前の自分がよみがえる


ベンチに座り


途方に暮れることしか出来ず


空を眺めては慰められる日々




今では得られない自由な時間が


たくさんあったけれど


ちっとも幸せではなかった


明日も明後日も


その次の日も予定がなく


とはいえ、


やらなければならない事はあるのに


ひとつも行動に移せない状態だった


ただただ、


未来に何も無いということが


恐ろしかった




週末には、


再び慌ただしい日常が待っている


窮屈だけれど、


幸せなことだと今は思える








桜のつぼみが


今にも開きそうなほど膨らんでいて


指先で触れると


自分の胸もふわっと膨らむようだった