昨日は、一日楽しく過ごせた。
眠る前にそう思うことができた。
起きてすぐにお腹が痛くなったけれど、
神経性のものだろうと思い、そのまま放っておいた。
結局、一日が終わるまで、そのことを思い出しもしなかった。
日常で不調を度々経験していると、精神的に慣れてくる。
疲労が溜まるとでる症状とか、どのくらい時間が経てば治るなど、
自分なりの対処方法が読めるようになって、
その都度 慌てたり無駄に苦しんだりせずに済むようになる。
いつも気持ちで負けてしまうわたしには、
自分の体を知るということは想像以上に有効なのかもしれないと思った。
普段の何倍も、動いてしゃべって食べた。
形に惹かれて迷わずこれを選んだ。
甘さを控えた大人の味だった。
昨夜の帰り道は、泣きそうにはならなかった。
書店に寄ってクリスマスの絵本を開きながら、
初めてレモンタルトを食べた去年のクリスマスを思い返したりした。
週末前の少し緩和された冷気に吹かれながら、
ほろ酔い加減の人々の中を擦り抜けて家路に着いた。