涙に濡れた街 | 雨音..日々綴ル...

雨音..日々綴ル...

頭 の 中 に 彷 徨 う 言 葉 た ち 。 徒 然 な る 想 い を 曝 け 出 す...わ た し の 居 場 所


雨が降るかもしれないと


分かっていたけれど


傘を持っていかなかった。


深い意味なんてない。


時折、少し投げ遣りになる。


それだけ。



夕暮れ時、帰り際


予想以上に強く降っていた。


濡れながら帰ろうかと思ったけれど


確実に風邪をひくだろうから


そのまま中へ引き返した。


風邪をひくことが単に煩わしかった。


CDショップで試聴しながら雨宿り。


LUNKHEADを繰り返し聴いた。




人が生きているということが ただもうそれだけで


こんなにもこんなにも必死だという事


ただもうそれだけで




命が燃える音、わたしも聞いてみたい。


いつか、誰かの手を耳にあてて 確かめよう。




雨上がりの街。


濡れたアスファルトを見ながら歩く。


どこへ行こう


どこへ行こう


どうしたらいいんだ


なにをしたらいいんだ


それだけを考えながら歩いた。