バニラの香り 目的もなく街をふらりふらり。 惹かれるお店に立ち寄りながら、 冷たい風に首を竦めながらもテクテク歩く。 前の店にいた人を次の店でも見掛けて少し恥ずかしい。 ふらりのルートが同じなのだ。 帰りにバウムクーヘンを買う。 魅惑的な輪だ。 ひとりで平らげると思うとなんとも贅沢な気分。 百円玉2枚で買えてしまうもので贅沢というのも悲しい話だ。 さて、そろそろ夕飯にしよう。 輪がCになってしまう。 寂しいけれどお腹は満たされる。 満足だ。