月 | 雨音..日々綴ル...

雨音..日々綴ル...

頭 の 中 に 彷 徨 う 言 葉 た ち 。 徒 然 な る 想 い を 曝 け 出 す...わ た し の 居 場 所

真ん丸のお月様を見てると


自分の存在するこの世界は黒いポリ袋の中で


あの空高くに光るお月様は袋の口


あちらの世界にいる誰かが

サンタクロースみたいにこの袋を担いでて


こちらの闇とは逆に

眩しい程の明るい世界が広がっている


人間の世界に生かされているような

虫や鳥たちのように、


実は人間も何かの存在が棲息する世界の中で

生かされているのかもしれない


なんて空想しながら


夜道を歩く


東京は作り上げた明かりが多いから


せっかくの星空まで照らしてしまう


皆の溜め息で曇ったような空気が覆い、

微かな輝きさえ濁らせる





「月を追い掛けて 迷子になった子を 叱ってはいけません」


もし月に触れることなど出来ないと知らなかったら、

どれくらい追い掛け走れるだろ