[垂況]

3月11日、NYDowずNASDAQは䞊昇したした。3月12日の日経平均先物は、前日比210円高で寄り付くず、午前䞭は10円安たで䞋げたあず340円高たで䞊昇し、午埌には550円高たで䞊昇幅を拡げお、結局550円高で取匕を終えたした。日経平均の終倀は506円高の29717円で、出来高は15.83億株ず高氎準でした。高倀曎新銘柄数ず安倀曎新銘柄数ずの差は、プラス幅を瞮めたした。個別銘柄に関しおは、「買い」が有利の状態です。


3月11日の米囜垂堎では、政府の远加の経枈察策が11日に成立したこずから、景気回埩が勢い付くずの期埅が高たり、幅広い銘柄に買いが入りたした。長期金利の䞊昇䞀服を受け、ハむテク株など高PER銘柄も買われたした。NYDowは5日続䌞しお過去最高倀を曎新し、NYDowは反発したした。

3月12日の日本垂堎では、前日の米株高を受けお投資家心理が䞊向き、買いが先行したした。朝高埌は利益確定の売りが優勢ずなる堎面もありたしたが、メゞャヌSQ算出を波乱なく通過したあずは、安心感から先物䞻導で買いが匷たりたした。米長期金利䞊昇ぞの過床な譊戒感が埌退したこずや、米株䟡指数先物が堅調に掚移したこずなども支えずなりたした。日経平均は4日続䌞したした。

 

[テクニカル芖点]

日経平均は、9日線の䞊にあり、25日線を䞊回りたした。短期トレンドは黄信号から青信号に倉わりたした。

総合乖離率は25.9%ず前日よりプラス幅を拡げ、200日線ずの乖離率も+19.3%ず前日よりプラス幅を拡げたした。䞀目均衡衚では雲の䞊にありたす。3぀の芁玠すべおがプラスであり、䞭期トレンドにも青信号が点灯しおいたす。

たた、ドルベヌスの日経平均海倖投資家からの芋た目は、25日線の䞋にありたすが、200日線の䞊にあり、9日線を䞊回りたした。

 

NYDowは、9日線・25日線・200日線の䞊にありたす。䞀目均衡衚では雲の䞊にありたす。NASDAQは、9日線ず200日線の䞊にありたすが、25日線の䞋にありたす。䞀目均衡衚では雲の䞊に抜けたした。米囜垂堎の短期トレンドには黄信号が点灯しおいたす。䞭期トレンドは黄信号から青信号に倉わりたした。

 

日経平均ずNASDAQの200日移動平均線ず株䟡の乖離率の差は、前日より0.8ポむント瞮小しお+5.5ずなり、䞭長期的には日経平均がNASDAQより1630円ほど割高であるこずを瀺しおいたす。たた、日経平均ずNYDowずの比范は、日本垂堎が6.1ポむント日経平均換算で1810円割高であるこずを瀺しおいたす。

 

[ファンダメンタルの珟状認識]

むヌルドスプレッドは、日本-4.3、米囜-2.9ず日本が1.4ポむント割安ですが、OECDの2021幎予想実質GDP䌞び率の日米差(日本が+2.3、米囜が+3.2)は0.9ポむント日本が䞋回っおいたす。これらを勘案するず、ファンダメンタルでは、䞭長期的に日本垂堎は米囜垂堎より0.46ポむント日経平均換算で3460円割安ずなっおいたす。

 

垂堎は珟圚、「新型コロナりむルスの感染拡倧」「䞭囜景気が䞖界経枈や金・穀物・原油䟡栌に䞎える圱響」「米䞭貿易摩擊」「バむデン政暩の経枈察策が金融垂堎党䜓に䞎える圱響」「日本経枈のデフレ脱华の成吊」「米囜の景気・雇甚状況・䜏宅垂況」「䞭東やりクラむナ情勢をめぐる地政孊リスク」「為替の動向」ずいった事柄を材料芖しおいるようです。

 

米囜の1012月期のGDP改定倀は前期比幎率4.1%増で、速報倀の4.0%増から䞊方修正されたした。たた、1012月期の米䌁業の決算は、たちたちな内容です。

 

経枈指暙を芋おみたす。

1月の補造業受泚、2月のISM補造業景況指数、2月のミシガン倧孊消費者信頌感指数、1月の耐久財受泚、2月のコンファレンスボヌド消費者信頌感指数、1月のフィラデルフィア連銀補造業景況指数、1月の小売売䞊高、1月の鉱工業生産指数、1月のニュヌペヌク連銀補造業景況指数は垂堎予想を䞊回りたした。䞀方、2月のISM非補造業景況指数、2月のシカゎ賌買郚協䌚景気指数は垂堎予想を䞋回りたした。経枈指暙は9勝2で、景気面では匷気材料ですが、さらなる金融緩和が期埅しにくいずいう面では匱気材料です。

 

米囜の2月の雇甚統蚈によれば、非蟲業郚門の就業者数は前月比37.9䞇人増で、垂堎予想の21䞇人増を䞊回りたした。䞀方、倱業率は6.2%で、先月の6.3%から改善されたした。雇甚は、景気面では匷気材料ですが、さらなる金融緩和が期埅しにくいずいう面では匱気材料です。

 

米囜の䜏宅関連の指暙を芋おみたす。

1月の新築䜏宅販売件数、1月の䞭叀䜏宅販売件数、1月の䜏宅垂堎指数は垂堎予想を䞊回りたした。䞀方、1月の䞭叀䜏宅販売仮契玄指数、1月の䜏宅着工件数は垂堎予想を䞋回りたした。12月のS&Pケヌス・シラヌ䜏宅䟡栌指数は前幎同月比+10.1%で、垂堎予想の+9.9%を䞊回りたした。䜏宅関連の指暙は4勝2負で、景気面では匷気材料ですが、さらなる金融緩和が期埅しにくいずいう面では匱気材料です。

 

新型コロナりむルスの蔓延による景気埌退の圱響で先進囜の財政赀字はたすたす増加しおおり、これが根本的に解決されるにはかなり時間がかかりそうです。にもかかわらず、長期金利の䞋降傟向が今埌も続きそうなこずは気がかりです。

 

欧米日の金融政策をたずめおみたす。

FRBはれロ金利政策を少なくずも2023幎末たで継続するず衚明したした。たた、米囜債などを月1200億ドル買い入れ、賌入ペヌスを維持するずしおいたす。ECBは、民間銀行が䞭倮銀行に預け入れる際のマむナス金利を-0.5%ずし、囜債の買い取りを含む量的緩和政策を「2022幎3月末たでに1兆8500億ナヌロ」に拡倧したした。日銀は、2%のむンフレ目暙を蚭定し、マむナス金利を継続しおいたすが、加えお、囜債の買い取り䞊限を80兆円から無制限に拡倧し、ETFを埓来の6兆円の2倍の12兆円たで買い入れるずしおいたす。さらに、䌁業の資金繰り支揎ずしお、瀟債やCPなどの買い取り枠を20兆円たで拡倧したした。

 

金融䞍安の気配を知るのに圹立぀のが、金融機関間の取匕金利の掚移です。代衚的な指暙であるLIBORドル3か月物金利は、3月に急䞊昇したしたが、ここ8か月は䜎䞋しおいたす。盎近は、3月8日 0.1825 â†’ 3月9日 0.1772 â†’ 3月10日 0.1841ず萜ち着き぀぀ありたすが、しばらくは金融䞍安の再燃に泚意が必芁です。なお、2018幎12月20日に蚘録した2.8237%が、ここ5幎の最高金利です。


䞀方、日経平均採甚銘柄党䜓では、今期予想PERが22.9、PBRが1.33ずなっおいたす。盎近の四半期決算発衚に䌎い、䌁業の今期収益力の芋通しである予想ROEは5.8%ずなり、これは3か月前より1.1ポむント改善されおいたす。たた、今期予想利益の䌞率は+5.4%で、こちらは3か月前より26.2ポむント改善されおいたす。


[今埌の芋通し]

日経平均は、前日のNYDowの䞊昇ず連動しお䞊げたした。結果、NYDowに察する日経平均の短期的なプレミアムドルベヌス・為替考慮埌は-5.2%ずなり、日経平均の割安幅は1810円から1570円に瞮小したした。プレミアム倀は、ここ䞀週間、-1810円から-1570円の間で掚移しおいたす。

 

日米の長期金利の差は、1.42ポむントから1.47ポむントに拡倧したした。ドル円盞堎はもみあいたしたが、日䞭は円安方向に掚移したした。

 

テクニカル面を芋るず、米囜垂堎は短期的にはもみあいで、䞭期的には䞊昇トレンドです。日経平均は、短期的・䞭期的に䞊昇トレンドです。

 

ファンダメンタル面も芋おみたしょう。

LIBOR銀行間金利は、垂䞭金利より高い状態が続いおおり、金融システムぞの懞念があるこずを瀺しおいたす。ドむツ銀行をはじめずする欧州の金融機関の健党性が疑問芖されおいたす。

䞭囜では、䞍動産䟡栌の䞋萜が続いおいたす。囜有䌁業や地方政府の䞍良債暩問題の深刻化も経枈成長の足かせになり぀぀あり、泚意が必芁です。

米囜では、金融緩和措眮が長期化しそうですが、このずころ、長期金利は䞊昇傟向が続いおおり、円安ドル高が進みやすい状況です。

欧州経枈は悪化しおいたす。新型コロナりむルスの感染拡倧による景気枛速に察応するため、EU銖脳䌚議は、およそ92兆円芏暡の埩興基金の蚭立で合意したした。ECBはマむナス金利政策ず金融緩和政策を継続しおいたす。

 

3月12日の米囜垂堎では、2月の生産者物䟡指数や、3月のミシガン倧孊消費者信頌感指数などが泚目されるでしょう。匕き続き、長期金利動向や新政暩の経枈察策も株匏盞堎に圱響を䞎えそうです。

 

きょうの日経平均は、想定範囲を䞊ぶれしたした。䞊倀は想定ラむンを250円ほど䞊回り、䞋倀は想定ラむンを270円ほど䞊回りたした。目先は、ボリンゞャヌバンド+1σ-100円珟圚29950円近蟺が䞊倀の目安に、25日線-100円珟圚29390円近蟺が䞋倀の目安になりそうです。