ブログのタイトルがずっとあれなのも辛いのでちょっとなにか書こう。
とにかく寂しい。
猫とか犬とか、そして鳥とかに比べるとユキオのような水槽で飼うカメさんは
日常的に存在感でいうとそんなに濃い方ではないと思うのだけど
実際にユキオは最後の何ヶ月かは日中もずっと眠ってたし
起きててもじっとしてたから気配がするという感じではなく
私がユキオの様子を度々見てるという風だったので
絵を描くのに集中してるとユキオがいた今までとほとんど変わらない生活のはずなのに
ただじっとしていただけでもやはりユキオは存在感があったんだなと
空っぽの水槽を見て常々思うし
元気だったときのユキオは甲羅干しをするために陸に上がろうとするとゴリゴリ音がしてたし
水の中にいてもお腹すいたアピールでは水をばちゃばちゃするし
静かにしてるなーと思っても気づいたら私の方をじーっと見てたりしてたし
私は常にだいたいユキオが見える位置にいて絵を描いたりなんなりしてるから
きっと私が気づいてないだけどユキオは私を見てて
眠っていると思ってたときでもユキオはなんやかんや私を気配で感じてて
その普段ではわからなかったささやかな気配というものがなくなってしまうことが
こんなにも心に響いて苦しいのだと初めてわかった。
そもそもユキオは私が初めてちゃんと飼った家族で
子供の頃に父親が買ってきたカブトムシとか妹が飼ってた金魚とか
おじいちゃんの家の猫とか親戚の家の犬とか子供の頃の飼育委員とか
まわりに全く動物がいなかった生活ではなかったけど
やはり全然違うもので本当に私の子供だったので未だに泣いてしまう。
ユキオは優しいので私が泣いてると心配するからあんまり泣きたくないのだけど。
本当に心配するんですよ。
過去にどこかで書いたことあるけど夜中に私が遊びから帰ってくると
怒った顔して迎えるのに対して同じように具合が悪くて夜中に救急病院行って
点滴とかされて帰ってくると心配そうな顔して迎えてくれるんですよ。
だからきっと今も心配している。だからあんまり泣きたくないんだけどなぁ。
フランダースの犬でパトラッシュとネロが死ぬ有名な最終回が羨ましく思えてしまって
大事な大事なペットと一緒に死ねるのは幸せなことではないかとか
落語のロウソクで寿命が示されてるやつの
私のロウソクの残りの半分をユキオに分けてあげるから助けてとか
本当にいろんなこと思った。
水槽の掃除も未だにする。さすがに毎日はやめたけど3日に１回してる。
水槽のお水を飲むだろうから綺麗にしておかないと。
お花を絶やさないようにしてる。私とユキオが寂しくないように。
誰かのペットロスの話読んでもワンチャンや猫ちゃんばかりで
カメちゃんで書かれていることはほとんどない。
少なくとも私は読めてない。
カメでも悲しいです。苦しいです。あなただけではないです。
たとえそれがアカミミガメだ！外来種だ！と言われようが
私の大事な家族です。
これは最近わかったのですが、テレビなどでアカミミガメを見ても辛いわけではなく
やっぱり「かわいいなぁ〜」と思います。他のカメさんも可愛いです。
そこで泣くことはほとんどありません。
ただ、この間テレビで水族館の生き物がアザラシだったかアシカだったか忘れましたが
その子が水中で眠ってる姿を見るとダメでした。
ユキオの最後を思い出してしまって、それからもう涙が止まらなくて
最後にユキオに苦しい思いをさせてしまったと辛くて辛くて
できることなら私が代わりに死にたいと思うけど
私はユキオと生きて行きたかったからそれではダメで
とにかくもう元の私には戻れない。
いままで好きだったドラマも心の底から楽しめない。
気を紛らせることで精一杯。悲しい。辛い。ユキオがいない。