高校3年…俺にとっては、一生忘れる事ができない年だった。
順調に成績を伸ばし、体育は相変わらず。体重も順調に増えていった(笑)
…おそらく、MAX80キロはいっていたであろう。ちなみに身長は160ぐらい。
そんな時のGW明け。好きな女の子が学校にきていなかった。
どうしたんだろう?と気にしていると、ホームルームが始まった。
「…〇〇さんの親御さんが亡くなりました」…先生の一言に、耳を疑った。
その後先生が話を続け、かなり前から余命宣告されていたらしい。
その後の授業の内容や、家にどうやって帰ったのかさえ一切覚えていない。ただ覚えているのは、罪悪感だ。
俺がクリスマスにデートしたい、一緒に遊びたい、手を繋ぎたい、顔をみたい…そんな下らないことばかり考えていた時にも、あいつは笑いながら苦しんでいた。それを知らずに俺は…俺は…
どこかの壁を何度も殴った。そしてずっと後悔した。いや、今もしている。
あの時、もっと様子が違うところがあったはず。なんで気付いてやれなかった?
好きだなんだと思いながら、あいつが1番苦しんでる時に、欠片も力になれなかった。
俺には、あいつを好きでいる資格が、近くにいる価値はないって思った。
でも、今からでも力になりたいと思って、その日の夜に電話した。
俺は、ずっと泣いてた。向こうも、ずっと泣いてた。
言葉も何も思い浮かばず、ただただ謝ってた。とにかく必死に。向こうは何度も「そんな事ない」「ありがとう」って、何度も言ってくれた。
30分ぐらい電話して、夜も遅かったから電話を切った。雨が降るベランダで、また30分ぐらい、1人で泣いていた。思いっきり声出して泣いてた。雨の音がそれを掻き消した。
そして、心に決めた。これからはあいつのために生きよう。あいつがずっと心から笑っていられるように。俺はどうなっても構わない。そして、あいつの幸せに俺が邪魔になる時がきたら…俺はあいつのまえからいなくなろうって。
その日から、俺は変わった。
弱音をはくことも少なくなり、人に頼る自分ではなく、人に頼られる自分を目指した。あいつを、友達でも知り合いの立場からでも構わない、支えられるようにと…
そして、俺は進学し、その子は就職した。
その後も、俺達の関係は続いた。あくまで、友達(あいつは親友って言ってくれた)として。
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