半年以上ぶりに10年来の付き合いになる友人と会った。
前に会ったのは去年の6月。
バーベキューのときだ。
土曜日の夜に友人から
「明日、有楽町のチャンスセンターへ宝くじを買いに行く」
との話を聞き、
「俺も一緒に行く」
と言ったことがきっかけだった。
有楽町駅であれば、私は定期券で行くことができる。
ここ一週間は妻以外のことで色々とあったため、気分転換にもちょうどいい機会であった。
家族と暮らしていたときはこうはいかなかった。
妻は土日ともに朝から夜まで仕事をしていたからだ。
私が休日である土日に出かけるには、1か月ほど前から妻に予定を伝えておかなければならなかった。
今となっては、妻が本当に全ての土日で仕事をしていたのかは、怪しいところではあるが。
閑話休題。
そんなこんなで突然出かけることになったのである。
宝くじを買ったあとは、特に予定を考えていなかった。
こんなことは我々の間では当たり前のことである。
電車での移動中、お互いにLINEでその後の予定を相談していた。
そこで決まったのが、とんねるずのTV番組の「キタナシュラン」というコーナーに出て来たお店の「味利」。
和洋折衷のメニューが多数並ぶ、個人経営の定食+居酒屋だ。
朝から何も食べていなかった我々は、
「宝くじの後、味利でお昼ご飯を食べて、そこで次のことを考えよう」
となり、有楽町へと急いだ。
有楽町へ着くと、無言で目的のチャンスセンターへ。
「年末ジャンボでは1等が3本出ました!」
デカデカと幟を掲げ、スピーカーで叫ぶ店員。
吹き荒れる風の中、
「数百万枚で売れていれば、3本なんて大して大きな数字でないだろ。」
「それより1000枚しか売れなくて1等が1本でも出たら大事だわ。」
などと屁理屈をたれながら、紙切れを買うために15分ほど並ばされた私。
「こんなもんで夢を買ったなんてバカだ。アホだ…」
などとブツブツと再び文句を言いつつも、ちゃっかりバラ10枚を購入。
友人は
「今日は○○占いだと数字を気にしろって言うから、77枚買うわー」
などと意味不明な発言をし、店員に鼻で笑われながら、連番50枚、バラ27枚を購入。
後ろに並んでいたおじさんに
「にいちゃんのありがたいご来光を拝めたおかげで、当たる気がしてきたわ~!」
などとケンカを売られ?ながら、足早に有楽町駅へ。
目指すは京急線立会川駅の商店街にある味利。
場所はすぐにわかりました。
駅から見える商店街をまっすぐに進むと、右手にあります。
店の前で張り出されたメニューを見ていると、店内から
「いラッシャいまッセー!」
と少しイントネーションのズレた呼び込みがかかりました。
おそらく中国か韓国系の方かと。
あまりジロジロ見ていてもただの不審者なので、招かれるままに店内へ。
友人はTV番組で絶賛されていたビーフシチューと、ステーキ丼を注文。
私はフライ物を断絶していたので、その反動でメンチカツを。



お店は確かにごちゃごちゃしていて「オシャレ」とは程遠い状態。
それこそ先週に行ったパンケーキのお店「Kaila」とは、対極を成す位置に存在するお店。
しかしコストパフォーマンスでは、圧倒的にこの「味利」に軍配を上げたいと思う。
私の食べたメンチカツ定食はたった735円。
揚げたての衣はサクサクで、箸で切ると中から肉汁が…
口に入れるとサクッのあとにほわほわのお肉がとろけて…
友人の頼んだビーフシチューも、肉のとろけ具合が尋常でなく。
歯を治療中である私でも、苦も無く流し込むように食べられるほどでした。
職場の近所にあったら、週2~3回のペースで通いそうなほどの味と値段でした。
食事中、次の行動について相談します。
私は勤務地が都内であるため、行きたいところには好きなときに行けます。
友人は埼玉の北部在住であるため、なかなか都内にまで足を運ぶ機会はありません。
「どこに行きたいか?」との私からの問いに、友人の口から出た答えは意外なお店の名前でした。
続く。
