人生で初めて四十肩になってしまった。
最初は、なんとなく肩痛いなぁ。くらいだったが、日に日に、服が脱げないとか、ミシンで何かを縫う時に右手でしっかり押さえられないとか、制限が出てきた。肩が痛むなんて初めてだったので、びっくりして調べてみると、どうやら四十肩。
コレが世に言う四十肩か!(๑꒪ㅁ꒪๑)
早速、肩回しやら腕ぶらぶら体操に毎日勤しんでおります。笑


「おはようございま〜す」

人生で一番長くて痛い、そして辛い夜を見守ってくれた看護師さんは夜勤が終わり、その代わりにカーテンの隙間から顔を覗かせたのは別の看護師さんになっていた。
(あぁ、交代したんだ。)と思いながら、看護師さんと患者の関係について考えてみた。

看護師さんていろんなことを気遣ってくれて、世話してくれて、何日も共に過ごした気になる。生きるか死ぬかの、人生最大とも言える難所を見守ってくれる存在はお医者さんよりも大きいこともある。
でも、私が彼女らの悩みを聞いたりプライベートを覗き見ることはほとんどない。
私は人懐っこいほうだし、せっかく一期一会だもの、彼女らのいろんな話を聞いて、私の話もして。もっと親しくなりたいなぁ。なんて感じるものの、彼女らにとってはコレはお仕事。毎日入れ替わる患者の状態に合わせて必死で「看護」をして、「退院するまで面倒を見る」という「お仕事」なのだ。
退院して外来に切り替われば、二度と会うこともない。そう考えると、とても切なくてもどかしい気持ちになった。

かつて競走馬の牧場で働いていた頃
日々、競馬場から戻ってきた馬を世話して、調教して。次のレースの目処が立ったらまた競馬場に送り出していた。同じではないが、唯一看護師さん側からみた患者を想像するにそんなところではなかろうかと、想像した。

さて、そんなことを考えられるようになるまで、脳ははっきりして来ていたし、いろんな管が取れたことによってだいぶ動きやすくなった。
とはいえ、手を伸ばせる。とか、寝返りの範囲が「首のみ」から「必死にベット柵に捕まれば横向きになれる」くらいになったものだ。
動こうとするとするだけで脇腹に激痛が走り、そう簡単には動けない。


6時半過ぎ。
やっとの思いで、昨日手術の付き添いをしてくれた彼と息子、そしてお姉ちゃんにお礼と無事生き返ったことをショートメールで送った後、
交代業務の申し送りでざわつくナースステーションの音に耳を傾けながら、「10時の回診まで後3時間半。がんばれ!」と心の中で自分を励ました。

続く。