避難先の中国で、現地在住の中国人と結婚することは
様々なメリットがあります。

その一番目が、「在留許可」が簡単に取れるということ。現地在住の中国人と結婚するわけですから、その家族となった日本人は、手続きさえ踏めば、ほぼ半永久的に滞在できます。

二番目のメリットは、仕事や住まいを探すのも、ぐんと楽になるということです。あまり期待しすぎてもよくないですが、結婚相手の身内や友人が、まさしく親身になって、いろいろ手伝ってくるはずです。広い中国国内を駆けずり回るような仕事を見つけたときでも、信頼できる配偶者がいれば、怖いものはありません。

最後に、これが最大のメリットになるかもしれません。それは、「異国の地で幸せを見つける」ということです。祖国を逃れてきて、異国の地で新たな親戚が出来るということは、こんなに心強く感じることはありません。

幸いなことに、日本ブランドにかげりが見えたにしても、日本人ブランドはそんなに簡単にへたりません。「中国人は日本が嫌い」と思っている人が多いかもしれませんが、「日本を嫌いでも日本製品や日本人は大好き」という中国人は大変多いのです。これはテレビ番組などの影響が大きいと言えるでしょうし、大震災で報道された日本人の姿は、大きな共感を呼んでいます。

日本男性は働き者で女性に優しい。
日本女性はおしとやかで夫を立てる。

これらは日本人にしてみると、「そんなことはない」と思うかもしれませんが、平均的な中国人の男女と比べると、決した間違っているとは言えないのです。

日本人という「高級ブランド」は、結婚相手を探す上で、まだまだ大いに優位に働きます。

大震災以降、結婚を求める女性が急増しているそうですが、男性も含めて、これまで求めていた高条件を多少下げたとしても、結婚相手を見つけることは容易ではないでしょう。

近年、若い中国女性と見合い結婚する日本人男性が急増し、様々な問題が出てきて、マスコミを騒がしたこともありますが、ほとんどの中国人女性が、日本へ出稼ぎに行くための手段として、結婚という安易な方法を取っているために、そのような問題が起きるのです。

正直申し上げて、一文無しで中国へ避難してきた日本人と結婚しようという中国人は、まずいないでしょう。ただし、男性でも女性でも、若くても歳を取っていても、中国である程度のレベルから新生活を始めることができれば、すぐに結婚相手は見つかるはずですし
、そのお手伝いをさせていただくことも可能です。

中国に住むのですから、気に入ったお相手とじっくりお付き合いしてから、結婚を決めればいいじゃないですか!

苦しく辛い(?)灰色の避難生活を、バラ色に変えてください。

福島原発の状況が一気に悪くなった場合、あるいは東海地震などが発生し、新たな原発が事故を起こした場合、日本中が大混乱に陥り、正規のルートで日本を脱出できないとき、どうやって中国の最終避難先まで、たどり着けばいいのでしょうか。

日本国内を比較的自由に移動できるのなら、九州や沖縄に向かってください。

福岡なら韓国のプサンまで近いですから、韓国の救援船などに乗れる可能性が高いです。よりプサンに近い対馬に渡る手もありますが、その先がかなり不安です。

沖縄の那覇に行ければ、そこから台湾へ渡るルートができるはずです。とくに台湾は対日感情が非常にいい国ですから、たくさんの救援の手が差し伸べられると思います。こちらも沖縄本島よりさらに先に行っても
台湾へ渡れるかどうかわかりません。


韓国や台湾に渡れれば、中国まであと一息です。

韓国・ソウルの国際空港がある仁川(インチョン)には港があり、中国への定期便が出ています。なるべく中国東北地方へ向かう船に乗船してください。それがなければ天津や上海行きでもかまいません。

台湾から直接大陸へ渡れれば、それがベストですが、ダメなら香港経由です。香港から陸続きの深セン(「土」ヘンに「川」)へ入れればしめたものです。

韓国・台湾ルートがダメなら、残るはベトナムから陸路で入る方法ですが、これはかなり大変だと思います。

ロシア経由もありますが、ロシアは治安が悪いので、あまりお勧めできません。ただし、日本海側にある都市から、中国の東北部への国際列車はあるはずです。

言うまでもありませんが、北朝鮮は絶対に通過しないでください。大津波よりもリスクが高いです。

いずれにしても、韓国や台湾に入ったとき、また中国に入国できたときには、電話やメールでご連絡いただければ、その後のルートのアドバイスや、場合によっては通訳やガイドの手配ができることもあります。

韓国や中国では、ネットカフェが発達しているので、パソコンを持っていなくても、そこへ行けば、少なくともメールの送受信はできますし、スカイプなどの無料電話を使えるかもしれません。日本語が使える環境でなければ、ローマ字や簡単な英語でも結構です。

そのときいらっしゃる場所から最終避難地まで、できるだけ安全でわかりやすいルートをご案内させていただきます。


このようなことは書きたくありませんが、日本が有事の際、避難してきた日本人をカモにする連中が、あちらこちらに出没することは確実です。異国の地で耳慣れた日本語を聞くと、つい安心して信用しがちですが、充分にご注意ください。相手がたとえ日本人であっても、決して油断してはいけません。

どうしようもないときには、「お金が全くないけれど手助けしてくれるか」で話し始めれば、ある程度見分けがつくかもしれません。

「お金を出すから○○してくれ」は、飢えた虎の前に身体を投げ出すようなものです。


中国国内での緊急連絡用メール:
 chn_jpn@sina.com

(現在日本で使用しているメールアドレスは、有事には使用できなくなる可能性があります)

東日本大震災の被災者のかた、あるいは放射能汚染を避けて、その影響が及ばない地域への早急な避難を求めておいでであれば、一度ご相談ください。

中国への短期~長期の避難をご案内させていただきます。

とくに介護が必要なお年寄りがいらっしゃる、未就学児がいらっしゃる場合でも、パスポートをすでに所有されているか、これから取得することができ、2時間半程度の飛行機に乗れれば、中国への避難が可能です。

日本のネット銀行で国際キャッシュカードを作り、手持ちのお金を預金しておくか、そこを年金の振込先に指定しておけば、中国の銀行のCD機から現地通貨で出金することができますので、とりあえずの生活費も安心です。

家族ぐるみで長期の避難を希望される場合には、介護付き老人ホームへの入所、住居や現地でのお仕事探しなど、お手伝いさせていただくことができます。

先にお話しさせていただいたように、老人ホームでは手厚いケアを格安で受けることができます。公立の老人ホームですから、日本のように倒産して、ある日突然放り出されるというようなリスクも全くありません。

住居探しにあたっては、ご希望の条件に合った物件探しや、貸主・売主との交渉、契約時のアドバイス等もさせていただきます。

お仕事探しについては、あらかじめご希望の職種などを伺った上で、現地の企業で求人があるかどうか調べたり、商売を希望される場合には、その調査や準備などのお手伝いもいたします。

現地で結婚相手を探される場合も、年齢・性別に関係なくご相談ください。現地で結婚・生活するのであれば、じっくりとお相手探しができ、日本と同じように、ある程度の交際期間を経て結婚することができます。高齢者のかたの再婚も可能です。


お家やお仕事を失ったり、世話をしなければならない老人や、放射能から身を守らなければならない幼子がいる、追い詰められたような状況でも、ちょっとした環境の変化で、バラ色の日々に変わることもあります。