再投 Kingyopedia 「エクストリーム金魚即売会」 | ベランダの住人 金魚日記 2

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自家産金魚での品評会入賞が目標です!
品種改良も楽しんでいます。

エクストリーム・金魚即売会(えくすとりーむ・きんぎょそくばいかい/Extreme Goldfish Spot Sale Meeting ,略称EGSM)とは、主に金魚マニアが参加する、エクストリームスポーツの一種である。春と秋の年2回開催されるが、秋は「品評会」という上級者向けステージが用意されているため、激戦となることが多い。本項では、「品評会」ステージではなく「一般」ステージについて述べる。


勝敗は、より多くの優秀な金魚を持ち帰ったかによって決められる。選手は、(1)長時間耐久、(2)競歩、(3)金魚掬い、(4)確認、の4ステージをクリアしなくてはならない。
途中でクラッシュ池ポチャなどをした者は減点又は失格となり、優秀な金魚を持ち帰ることが出来ない可能性が高くなる。


会場では「金魚購入病誘発電波」が発せられていると噂されており、金魚が異常なほど神々しく、立派に見えてしまうため、慎重に競技しなければ第4ステージの確認作業で減点又は失格になってしまうことがある。


正式名称は「エクストリーム・金魚即売会」だが、一般に「さいたま養殖魚まつり」、または開催地名に由来し「加須」などと呼ばれている。


ステージは以下4ステージ用意されている。




(1)長時間耐久


選手は有利に競技を進めるため、任意の時間に開催地である埼玉県加須市の水産流通センターに来ることが出来る。早ければ早いほど有利になるがその分長時間耐久せねばならなく、より多くの苦痛が伴う。
優勝を狙う選手らは、「金魚談義」というほぼ無限に対応可能な長時間耐久法を習得していることが多く、上級者は前日から耐久に参加していることも珍しくない。




(2)競歩


朝9:00にスタートが宣言される。長時間耐久での順位によりスタート地点が決められている。スタート15分前は、金魚に対する妄想に浸り続け悟りの境地に達し、一瞬で金魚の良し悪しを見分け値段も何も見ずに購入出来るよう、「あぁ」 「緊張する。」以外の言葉を発してはならないという暗黙のルールが存在する。
スタートの合図と共に、選手は各回20程用意されている中から任意の金魚掬い場へ向けて競歩する。金魚掬い場によって得られる金魚の特徴が異なるため、難しい判断をする技能が試される。
このとき、走ってはならない。主催者は走った者に対し出禁になることを警告している。
競歩に勝利した者は、次のステージである金魚掬いにおいて先行して競技を開始できるという特権が授与されるため、かなり重要なステージである。しかし、ここでは障害物(例:台車)が用意されていることがあり、クラッシュしてしまう恐れがあるため油断できない。クラッシュした場合、減点又は失格となる。






(3)金魚掬い


競走で特権を得たものから金魚を掬い始める。網は破れないが、ここで如何に早く上質な金魚を掬うかが勝敗に大きく影響する。よって、夏祭りでみられる金魚掬いの暖かい雰囲気とは違い、選手は皆、血眼である。
しかし、余りにも夢中になりすぎ、池に落ちると「池ポチャ」となり、減点又は失格となるので注意が必要である。ただし、池ポチャした者は筋金入りの金魚愛好家として伝説となれる。毎年数人が池ポチャし伝説の逸話となって語り継がれていく。
このステージが非常に重要であるが故、最近ここでの選手のマナーの悪さが叫ばれている。例えば、「ポイポイ選別」である。これは、金魚を一網打尽に捕獲、大量に洗面器へ流し込み選別し、その殆どを名の通りポイポイと戻していくという行為である。この行為によって金魚が傷つく事があり、それは金魚を熱狂的に愛する金魚マニア(筆者含む)の逆鱗に触れることもあるので、止むべきである。




(4)確認


選手は各自の自宅に金魚を持ち帰るが、まだ競技は終了していない。「家に帰るまでが遠足」という名言と同じ理屈である。そこで「舵がない」「治らなそうな癖がある」などの欠点を発見した場合、減点又は失格となる。これは、会場に発せられている金魚病誘発電波の影響である。






実際は優勝とか無いですからね!

※嘘の記述も若干ありますのでご注意を!