掘り出し物がなくても
古本市の愉しみ

 金曜日に古本市に行った。
新橋と神田、風もなくポカポカと暖かい。
新橋は出店でぶらぶらと各店をみて歩いた。
目当ての本はなかったが、結構楽しめた。

 写真集 枝垂桜三十三選  さとう つねお と
展覧会のカタログブック 国宝 鑑真和上展を
購入した。

 枝垂桜三十三選は、いまその季節だし、これからの
花見の参考になるかなと。

 鑑真和上展は2001年冬に行ったときのものだ。
私が行った日は冬の雷が鳴った。
人も少ない展示室で和上の像と向き合っているときに
館内にも届く雷の音が響いたのを覚えている。

 背表紙の鑑真和上展を見て、ふとそんなことを思い
出し買った。
二冊、ともに500円。

 その後、神田へ行った。
こちらは大規模で随分歩いて廻った。

 ある店で「文芸読本 宮澤賢治」に声を掛けられた
様な気がして購入した、360円、発行は1977年。

 これはゆっくり読もうと思っている。