掘り出しもの
古書市の楽しみ


 第61回東西老舗大古書市・京王百貨店(新宿)に行ってきました。
数点購入しました。その中から紹介します。

 「司馬遼太郎 街道をゆく 人名・地名録」 朝日新聞社編

 「街道をゆく」 1~32巻までに登場する人名・地名録です。
思わず買ってしまいました。
「街道をゆく」は途中から文庫版が発行されるのを待ちかねる思い
でした。
32巻までですがこんな便利なものがあるとは知らなかった。
しめしめ気分で購入。

 「鯰のざれごと」 今村 明恒 昭和16年10月10日発行

 掘り出しものでした、私にとって。
“なまず”を使わせてもらっている者として、タイトルに敬意を表して
購入しました。
パラパラと眺めてみると、地震学者の地震学を普及するために書いた本
のようでした。

 巻末には付録として本邦大地震年代表があり、599年から1940年
までの166の地震の地名と被害概要が記されています。
貞観の地震は、「貞観11年5月26日、陸奥、等級4、城人家破壊
津浪ノタメ溺死者1000餘」と記載されています。

 また、タイトルの鯰のざれごとに寄せた文章には、鯰の地震予感説
に対して畑井博士の実験談によると云々とあります。

 興味津々、ボチボチ読んでいこうと思います。
ちなみに今村明恒は地震学の先駆者であること、wikiで知りました。