先日、筑波山に登った。

 

 

ケーブルカーで登る予定だったのだが、勢いで歩いて登ることになった。

 

 

「まあ、800mくらいだしいけるでしょ」っと軽い気持ちで臨んだ。

 

 

最初から足を大きく上げないと登れない所がけっこうあった。

 

 

『んん、大丈夫か?』一瞬不安がよぎる。

 

 

案の定、10分もたたないうちに汗びっしょりになって足が重くなってきた。

 

 

山登りする服装じゃなかった。ダウンを着て暖パンをはいていた。

 

 

服が汗で濡れて気持ちが悪いのと登っていくと寒くなってきた。

 

 

丁度、中間地点ぐらいで足が上がらなくなってきた。

 

 

呼吸も苦しくて心臓が激しく動いているのがわかる。

 

 

でもここで休んだら登れなくなるんじゃないかと必死で足をはこんだ。

 

 

なめていた。簡単に登れるだろうと。

 

 

足元しか見れなくなっていた。

 

 

ふと顔を上げるとでっかい木がたっているのに気づいた。

 

 

 

 

何本もそれはあった。

 

 

 

 

立派な木だな~と思った。

 

 

何百年もここに立ってる。ちょっと木を触った。たくましい~

 

 

関心した。

 

 

ふと気づくと「あれ、体が軽い苦しくない足が上がる。エ~」

 

 

びっくりした。なんじゃこりゃ。

 

 

木に触ったから?自然のパワーをもらったのか?

 

 

とりあえず、ありがとうございます。と言った。

 

 

よっしゃー!いけるぞ!

 

 

勢いよく登っていく。

 

 

2,3分後、やはり体が重く足が上がらなくなる。

 

 

肺が苦しい。心臓が壊れるんじゃないかと思った。

 

 

やっぱりそう甘くはないよね。

 

 

もう半自動的に足を動かしていた。自分の足じゃないみたいに。

 

 

寒い! 

 

 

一歩一歩少しずつだけど上に上がっていく。

 

 

あ~~、やっと平らな地面に着いた!

 

 

足が重い。

 

 

見晴台の眺めは良かった!

 

 

 

自分の体力のなさを痛感した。あと筋力も。

 

 

でも、地道に少しずつでも進んでいけば頂上に辿り着けることも

 

 

実感できた。

 

 

私はあきらめやすくて、飽きやすいタイプだから。

 

 

 

筑波山、ありがとう~。