学校で色々あるらしい。
お友達の事とかね。
人数の少ない学校だから、クラス替えをしてもそんなに変わらない。
今日はふうちゃんのお友達がいじめられたんだって。
そんないじめは日常茶飯事らしいが・・・
内容に驚いているふうちゃん。
なんともレベルの低い内容。
そこまで空気がよめないのか・・・
それと・・・
『なみちゃん・・・
なんかね。
どうでも言い事でキレる女の子がいるんだけどね。
キレる自分が好きなんだと思うんよ。
なんかね、ヤンキーのマネするんよ。
そんな自分がかっこよくって好きなんだろうね。』
と言うふうちゃん。
その女の子をものすごく冷静な目で見てるのがわかる。
ふうちゃんはその日にあった事を夕食時に話してくれる。
だから様子がわかって安心なんだけど。
今日は話の途中に
『なみちゃん。
いつもふうかの愚痴を聞いてくれてありがとね』
と言った。
いやいやふうちゃん。
やっぱり愚痴はためちゃいけないよ。
今日はなみちゃんもアイちゃんに聞いてもらったばっかりだしね。
アイちゃんに聞いてもらってスッキリしたんよ。
『そうなん!
アイちゃん 来たんだ!
ふうかも会いたかったなぁ~
ナオちゃん元気かなぁ~・・・
でもさぁ、嫌な事って人に聞いてもらったらスッキリするし
また明日も頑張ろうって思うよね。』
と・・・
こんな会話をわたしもアイちゃんとしたような・・・
体は子供だが、心はもう大人と一緒なんだなぁ~と思う。
9歳の世界にもストレスがあるらしい。
我慢我慢の日々らしい。
そんなふうちゃんを見て痛々しく思う反面
強くなれ・・・強くなれ・・・
何事も経験だ!!
と思う自分もある。
ふうちゃんの意見だけ聞いて判断するのもどうかと思い、
時々学校をのぞいたり、子供達の遊ぶ公園をのぞいたりするが
ふうちゃんから聞いている以上に残酷な世界だったりする。
よくもそこまで人を傷つける言葉が吐けるなあ~と思う事も多々ある。
お友達とお友達の間に入り、今度はふうちゃんがいじめのターゲットになったりとかも
よくある話だが
私もふうちゃんも見て見ぬふりはできない。
先生に言うんじゃなくて他の方法で解決方法はないかと
小さな9歳は今日も考えている。