今朝は雨。
真っ赤な傘をさして長靴はいて歩くふうちゃんをとても愛おしく思う。
今日はアルミ缶回収の日で、役員の方々が正門の前で缶の回収をしてる。
門の前で車をとめた。助手席に座ったまま、少し考えるふうちゃん。
門のほうを見ながら車から降りようとしない。
わたしは黙って見ていると、急に笑って傘を持って
『行ってきます』 と・・・。
ふうちゃんは校長先生を見つけたのだ!
役員の方が多くて校長先生がどこにいるのかわからなかったみたい。
だけど、校長先生は私の車に気がついていた。
ふうちゃんが自分で降りて歩いてくるのを待ってくれていた。
車から降りたふうちゃんは私を見て
『バイバイ!』と引きつった笑顔で手を振り、門へと歩いていった。
明らかに歩き方が違う。
ロボットみたいにカチカチになって足と足の間が異常に開きすぎ。
一歩一歩がすごくゆっくり・・・。
役員の方たちはみんな一列にならんでふうちゃんをみてる。
『おはようございます。』と声をかけながら。
お願い!何も言わないで!それ以上何も言わないで!と車の中で私は願った。
何回も見守りたいの方やPTAの一言で私たちは傷ついてきた。
ふうちゃんはその時笑顔で挨拶をしたのか?
泣きそうになりながら挨拶をしたのか?
後姿でよくわからないけど、たぶん引きつりながら一生懸命笑顔を作ったと思う。
校長先生が
『ふうちゃんおはよう。よくきたね!』と、ふうちゃんの目線になって頭をなでてくれている。
これは離れていてもわかる。校長先生は必ず毎朝
『ふうちゃんおはよう。よく来たね!』と必ず言ってくれる。
そのままふうちゃんと校長先生は手をつなぎ、学校の中へ入っていった。
ふうちゃんを見届けたわたしは安心して会社に行ける。
ふうちゃん、よく頑張ってるよ!
今日は大好きな音楽だね 頑張れ(o^-')b