小学生の時に、性虐待にあった書道教室の前を歩く。

以前は、まったく前を歩けなかった。

それが、取り壊され平地になった春、あるときタンポポが一面に咲いていた。

びっくりしたと同時に、もう許さなければならないと思った。
精神的におかしかったか、認知症の初期だったかもしれないと。
かわいそうな人だったんだと。


すべては、風化していかなければならない。そう、タンポポの綿毛のように。

わたしは、わたしらしく自分の人生を。次の世代へ。