相原と向かった先は30名程度が所属している
法務部というところだった。



今から思うと、もともと法律など何も勉強して来なかったわたしが法務部というのもおかしな話だった。


その時点では気づけなかった。



意外と堅苦しい雰囲気はなく、みんな和気あいあいと仕事をしているように見えた。



相原「じゃあ君は俺の隣のこの席ね。朝礼が始まったら挨拶してもらうことになると思うから」



そういい、わたしを席に案内する。


そのときはあまり気にしていなかったが皆
普通は席と席の間に小さな引き出しを置いていた。


しかし、相原とわたしの間にはそれがなかった。


近い方が色々と教えてもらえるし、まあいいか、とそのときはおもった。



10分ほどたち、朝礼が始まった。

小さい禿げたじじいが朝礼の合図をし、皆が立ち上がる。

じじい「おはようございます。今日から新入社員が1人配属になります。一言、挨拶もらえる?」



そういわれ、


n「おはようございます。本日からこちらに配属になりましたnと申します。
まだ右も左も分かりませんがご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」



ありきたりな挨拶を済ませ、
席に戻った。



相原「年齢の割にはしっかりしてるね、言葉使いとか」


n「ありがとうございます」



相原「本当のことだからね。今日からnにはこの法務部の書類整理を任せようと思ってるよ」


n「はあ」


相原「コピー用紙を何枚かあげるからここにファイル名を書いていってエクセルにまとめてくれるかな。出来たら俺にメールで送ってくれる?」



n「わかりました」



そういい、書類が入ってるキャビネットを開けた。




なかはもう何年も開けていないのか埃臭くけむたかった。



すでに察してるかもしれないがわたしが任されたのは皆が嫌がる汚れ仕事だった。



その時は必死に書類を書き留め、エクセルに写していった。



2週間弱ほどかかったか。


ようやく例のブツは完成し、相原にメールで提出する。



n「相原さん、今メールで頼まれていた書類の一覧送りました。」

相原「ありがとう、後で確認しておくね。初仕事お疲れ様。」



相原はそう言って笑っていた。





その日の定時1時間程前、小さいメモを相原が渡してきた。そこにはこんなことが書かれていた。




「今日はお疲れ様、nちゃんが頑張ったから終わったんだよ〜すごいね、よかったら近いうちデートしてほしいな❤️」




こんなことが確か書かれていた気がする。



その時は、いつも相原にフォローしてもらっていたのであまり意識せず相原の方をみて


「あ、別にいいですけど」



みたいな返事をした気がする




相原「ほんとに!よかったらラインでも交換しない?」



n「はい」




正直あまり乗り気ではなかった。



その時彼氏がいただけが理由ではないが、

相原がわたしに渡していたメモはデートの約束のこのメモだけではなかったからだ。




これが実際のメモ。


ほぼ毎日この黄色い紙にわたしにメモを書いていた。



相原の化けの皮が少しずつ剥がれていく。


嫌な予感は的中する。







今日はここまで。、


いよいよゴールデンウィークですね。

令和。



n.a.k