自分はどこまで働けるだろうか。正直メンタルはすでにやられてるし完全に治ることはないだろう。薬はだましだましといったところか。現在はなんとか頑張って社会的にも多分そこそこまで上がってきた。年収も人よりそこそこ多い。小さな会社の役員といっても大企業の課長よりは貰えてる。だから不安なのだ。大企業にありがちなバックグラウンドもなく勝負するしかない。メンタル系のことがバレたらおそらく失業するだろう。そこが問題だ。今はできる限り副業で年間120万程度稼いでいるが、これが本業になれば圧倒的に安い。まぁバイトすればいいのだがそれで合わせても年収はよくて1/3以下だろう。これからは仕事とバレないことのプレッシャー両方を経験することになる。いかにだましだましやっていく
かが重要。そしてどうやったらもっと収入を上げられるか、バレないかどうか。日々考えていこう。
晴れて僕は復職した。時短勤務の6時間。戦線復帰はすぐできず、あの暗い雰囲気の部門、通称ガンダーラ勤務から始まった。一日の仕事は資料整理と簡単なインプット業務だった。ちなみに先に来ていたおじさんたちはなにもしない。新聞読むかスマホゲーだ。なにがなんでもこの会社に居座るのだろう。フルタイムでここにいれば年収700万と退職金2500万は約束されるのだからなにもしないに越したことはない。そしてこの会社は事業のリストラはするものの人の首は切らない会社なので安泰だ。

僕より先に別の先輩がいた。この人はあまり喋らないがゲームの話だと盛り上がる。生き甲斐はゲームただそれだけである。なにも教えてくれなかったので仕事中は話さないが、休憩時間になるとよく話した。地底卒のエリートだ。
たがこの人はいつまでも6時間勤務で家ではひたすらゲーム。仕事を捨てていた。早退も多かった気がする。そしてあるとき来なくなった。僕は仲良かったと見られていたので一緒に突撃した。合鍵は親御さんから借りてきた。家に入ったらゴミ屋敷。とにかくごみを溜め込み至るところにエナドリと金パブそして向精神薬が散乱していた。僕らを見た彼は布団にくるまり一言言った「もう無理です」その言葉に全て納得して会社は退職届を受理した。彼はきっと退職金をゲットしたのだろう。そしてその後は実家に帰りまだ引きこもっているらしい。

僕は精神病の怖さとガンダーラにいることに危機感を覚えた。いずれ僕もそうなると。なんとか戦線復帰したいと強く願うようになり、8時間復帰の申請をし受理された(残業禁止だが)。元の部署に戻り少ない担当でかつ簡単な部品からまたスタートした。僕の復帰はこれからだった。それて会社にちゃんとこれるように会社から徒歩三分のところに引っ越した。新しい生活が始まった。

段々調子がよくなってきた。出掛けられるようになってきた。カメラを持って動物園いったり、たまに遠出してみたり調子良ければ近くの公園でジョギングしたりetcだが、やはり上げ下げは解消せず下げのときはひたすら日向ぼっこしていた。復職の焦りは感じていた。もうすでに10ヶ月お休みを貰って金まで貰ってるのである。寸志だがボーナスも入る。これは焦る。だが、歴戦の産業医は許可しなかった。あなたはまだまだダメだと。毎日朝早起きれますか?毎日気分は安定してますか?僕の行動から彼らの出した結論は今は「躁」であると。これで復帰するとまたすぐ戻るからダメと念押しされた。当時の上長からもまだ待てと言われた。この時の会社は常時休職者がおり彼らの見る目は肥えていた。ちなみに
主治医からはあり得ないと言われた。

そして当時の上長も産業医も少し遊びに行けとアドバイスした。これは旅行とか気分転換しなさいということ。僕は普段はより節制(タバコを止めた)し月一度の少し遠くの日帰り温泉に行くようにした。そこで新たな刺激やカメラでバシャバシャ撮るのだった。

そうこうしてるうちに動けないほどのダウナー時期は無くなっていった。正確には抑え込めるようになったか。そしてこの頃からある日課を始めた。なにがなんでも一日一万歩歩くと。汗をかくと。僕は少しずつ安定な自分を取り戻すことになっていく。

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僕は休職したおかげで自分の働き方を見直した。無理な仕事とやりきれる仕事の境界線が見えてきた。戦線復帰してからも変わらず、とにかくすぐできるものできないもを仕分け大分余裕のあるスケジュールに組み込んだ。仕事のプライオリティを完全に区別しこれは周りにも徹底した。この経験が生きて社内外うまく回せるようになり転職しても管理職になり相応のお金はもらえた。今は小さい会社で役員にまでなった。世間的には大分もらえるほど出世した。病む病まないの境界線は人間関係もあるだろうが、一番はどこまで割りきれるか自己主張できるかのところにかかっていると思う。誰が苦手だからと言って遠慮してないか?八方美人になってないか?よく考えるべきだ。自分だけが苦労した。誰かのためにやったことに満足してないか?それは横でうつ病が微笑む行為でありほめられたものではない。そこら辺の認識でずいぶん変わってくる。
ちなみに薬は手放せない。飲まないとやはり不安定になる。うつ病は治すものでなく一生付き合うと割りきるべきだ。
仕事中何ネットウォッチしてないで仕事しろと言われそうだがきっちりやりつつ見てるしポジションもあるので文句言われる筋合いはないことを明言したい。メンヘラ系ブログを眺めてるが以下が多い。

・何もしていない
・文句が多い
・給料安い

これは別にいい気がする。ちゃんと休んでいたりなんだかんだで働いてるだけ偉い。おかしいんじゃない?と思うのが以下。

・働いてるがギャンブルやしょーもないとこで金使う(ストレス発散など)

これに大黒柱だとアホかと思う。家族のことを考えてないなー、嫁に頼りっぱなしだろ、しかも愚痴が多い。何がしたいんだろう?リターンのないパチンコに居酒屋?ふざけるなと思う。彼らの場合、家族に依存しすぎてるし病気を治すこともない。しかも当事者会で文句を垂れるパターンだ。そもそもその時間で働いたら?と思う。言い訳はいいからなんとかしようという気はないのか?足掻く意思が欠落して半端なことしかできないのであれば支援必要かあんな胡座かくのは違うと思う。支援て甘やかすものだっけ?これは当事者間でちゃんと考えるべきことではないかと考える。真面目に復帰したい家族のために働きたい。そういう人にどう目に映るか?考えてことあるのだろうか。