　成澤先生のレッスンでは「新暦と旧暦」そして「二十四節気」が必ずホワイトボードに表記されています。今回は「暦」とは何かをご紹介します。（２０２３年に投稿した記事を再編して紹介しています）

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　「暦」とは「時間の流れを年・月・週・日といった単位に当てはめて数えるように体系づけたもの」とWikipediaでは紹介されています。まとめてみると、

・「暦法」・・毎年の暦を作成するための方法

・「暦書・歴表」・・カレンダーの類

・「歴注」・・日付、曜日、年中行事、吉凶、月齢、天体の出没、潮汐などを記したもので、上段、中段、下段に分けられている

　お教室でもよく耳にする「新暦」「旧暦」は暦法にあたり、「西暦」「和暦」は紀年法と呼ばれます。

　ホワイトボード書いてある「２０２４年（令和六年）6月２日／旧暦四月二十六日」は・・・「新暦／旧暦」、「２０２４年－（西暦）／令和六年六月二日（和暦）」にあたります。

　新暦と旧暦はさらに５種類に分類することができ、中でも「太陰暦・太陰太陽暦・太陽暦」はよく知られています。

・「新暦」・・明治６年から今現在に使用している太陽暦（グレゴリオ暦）

・「旧暦」・・明治６年以前まで使用されていた太陰暦（奈良時代）、太陰太陽暦（飛鳥時代以降）

　「昔の人々はまず太陽の出没に気が付き、季節の推移と、それらがが一定の周期で巡り回っていることに気づき、さらに月の満ち欠けがあることに気が付き、これが１２回繰り返すと季節が一巡することに気が付いた」、つまりこれが「一日、一年、一月」の単位の成立の起源と言われています。

　太陽暦は地球が太陽の周りを一周する時間を一年とし、太陰暦は新月から新月をひと月としています。太陰暦は月の満ち欠けと一致するため「暦月」とも一致するが、太陽暦は一致しないというのがひとつの特徴です。「太陽や月が一巡する生活の中で自然現象の推移に気づいた」これが「季節」の概念の始まりとされています。中でも月の形の変化で日数を数える太陰暦は分かりやすく、農業や漁業の目安として長く使用されてきました。日本で太陽暦が使用された明治６年以降も民間では太陰暦がまだ使用されていたそうです。ですが、１年が３５４日の太陰暦は１年が３６５日の太陽暦と比べると１１日ほど短くなり、実際の季節とズレが生じてしまうため、太陰暦をもとに、補助的に太陽の動き（太陽暦）を使用し、閏月を取り入れることで、その季節のズレを修正する太陰太陽暦を作り出したそうです。それでも季節のズレがあるため、より正確に季節を数える目安に「二十四節気」も活用していたようです。

　養生導引や太極拳の練習と暦がなんで関係するのか・・はおいおい資料をまとめてご紹介していきますが、みなさんも自身の練習を通して「なぜ」を調べてみるのも楽しいかと思います。

２０２３年にはじまった金沢八景野島公園月いち野外太極拳👇の練習も１周年を迎えました！

横浜金沢八景　野島公園　健身気功　太極拳教室が無事１周年を迎えました。感謝、ありがとうございます！　横浜武術院　日本華佗五禽戯倶楽部　　成澤正治中国武術研究院　横浜武術院　ユーチューブチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC-dDIXBTxJzreaskZNnl1Qw横浜武術院HPhttp://www.yokohamabujutuin.sakura.ne.jp/横浜市金沢八景の周囲が海に囲まれている野島公園です。一...

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暦とは