元ラガーマン理学療法士のコーチングについてのたわ言

元ラガーマン理学療法士のコーチングについてのたわ言

健康寿命、トレーニング、サッカー、ラグビーに関する独断と偏見的ブログ。

Amebaでブログを始めよう!
 自分のサッカースクールの活動において「ボールを強く蹴る!」ことを重要視してトレーニングをしています。

 ボールコントロールの技術は現代の子ども達のほうが、昭和世代の子どもたちより圧倒的に上手いのは間違いないと思います。

 ただし、ボールコントロールが上手い子ほど、ボールを強く蹴ることが苦手!な傾向にあるように感じます。

 パスゴーの瞬間的なダッシュ、1対1で瞬間的に体を入れたり、ボールを奪取したり、時には飛び込んでボールにチャージする!このような理屈抜きに身体が自然に反応する!ような動きが苦手?やり切れない?子が多いと感じます。

 現代の生活環境の影響は多分にあると思います。また、早期からの専門的な運動に特化し過ぎることで「コントロール」の能力が先行してしまって、瞬発力的な「自分の力を出し切る」経験が少ない事も要因ではないかと考えます。

 石を遠くに投げる、高い所にジャンプする等!昭和時代の遊び、友達と競い合って自分の力を出し切ることはシンブルだけど楽しいと思います。

 自分の力をピュアに出し切る!この経験を積むことによって、瞬間的な反応(反射)の改善や試合でのリスク管理にもつながると考えます。

 理屈抜きにゴールに強烈なシュートを打つことは、子どもたちにとってめちゃくちゃ楽しいことであり、発達の過程で「自分の力を出し切る!」体験を積ませる事は、現代の少年スポーツに関わる指導者は頭に入れておかないといけないと思います。

 正常発達の神経の成熟の過程において、まずは過剰な神経活動からの制御!が基本なので、スポーツ活動においても「自分の力を出し切る」練習を取り入れる事で、より効率的な運動学習に繋がるかもしれません!