飼い主の家では大変な事が起きていた。
飼い猫が３人（匹）とも家におらんやないか！
ふと庭を見ると、律くんの姿が。
律くんはすぐに確保できたのだが、
しょうちゃんと子猫の雪ちゃんがいないのだ。
しょうちゃんは、
外に出たとしても庭の雑草を食べる程度。
遠くに行く事はないはずなのに、
二人の姿はない。
飼い主家族は庭から叫んだ。
「しょうちゃーーーん！」
すると、
ニャーという返事がする。
それと同時に、
「ここに猫がいますよ！」という近所のおじさんの声。
見ると、
しょうちゃんがケガをしてそこにいた。
そのおじさんの許可をもらい、
しょうちゃんを助けに行った飼い主家族。
どうやら、
しょうちゃんが家の網戸を開けて庭に出たものの、
高台にある飼い主の家の庭から下に落ちてしまったようだ。
しょうちゃんは出血もしていて、
抱き上げた飼い主の旦那の服には血がついていた。
しょうちゃんがなぜ落ちたのか。
家族の予想では、
子猫の雪ちゃんが落ちたのを見たしょうちゃんが助けに行ったのではないだろうか？と。
だとすると、なんて男前な行動なんだ！
そう、飼い主家族は思った。
そして今度は、
子猫の雪ちゃんを見つけなければ！
そう思った飼い主家族だったが、
雪ちゃんは２階で遊んでいたのだった。
て事は、
しょうちゃんが落ちたのは単なるミスかい！
しかしこれからは、
網戸を開けられないよう対策をしなければならないな。
コンサートで出かける日にそんな事があったとは…。
せやけど、
今までも普通に来た事はないんとちゃうやろか？
時間がなくてノーメークで家を出たものの、
化粧ポーチを駅に置き忘れるという失態もありました。
ノーメークをごまかす為にキャップを深く被ってやって来た姿は、
競馬場に行くおっさんかと思った。