こんにちは。

以前の記事でも少し触れましたが、私は介護をテーマにした小説を書いています。

今回はその中の一つ、「想いを紡いで」シリーズについてお話ししたいと思います。


「想いを紡いで」シリーズは、現在

『想いを紡いで 1』から『想いを紡いで 5』まで、5冊ほど書いてきました。

どれも共通しているのは、実話をもとにした短編小説であること。

介護そのものだけでなく、その人が生きてきた時間や、心の奥に残された想いを描いています。


介護の仕事をしていると、

「この人には、どんな人生があったのだろう」

と感じる瞬間が何度もあります。

その問いから生まれたのが、このシリーズです。


今回はその第1作、

『想いを紡いで 1 ― トイレからのメッセージ ―』

をご紹介します。


物語の中心にいるのは、かつてアーティストだった一人の高齢男性。

彼はひっそりと、施設のトイレの壁に絵を描き続けていました。

それを偶然見つけた介護職員・美咲は、次第に彼の過去と想いに引き込まれていきます。


介護とは、ただ身の回りの世話をすることではありません。

その人の人生に寄り添い、埋もれてしまった想いに気づくことでもあります。


認知症や加齢によって、忘れ去られそうになった才能。

それでもなお、表現することをやめなかった「彼」の想いとは何だったのか。

そして、その作品が周囲の人の心を、少しずつ動かしていく過程とは…。


介護とアートが静かに交差する、

温かさと切なさが同居する物語です。


正直に言えば、派手な展開はありません。

ですが、読み終えたあと、

「人の人生って、こんなにも深いんだな」

と、ふっと立ち止まってもらえる一冊になっていれば嬉しいです。


もしご興味を持っていただけたら、手に取ってみてください。


『想いを紡いで 1 ― トイレからのメッセージ ―』


介護の現場で感じた想いを、これからも言葉にしていけたらと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


それでは、また!