プルデンシャル生命では米ドル建て個人年金保険「リタイアメントインカム」を販売している。
http://www.prudential.co.jp/insurance/inquiry/youro/youro02.html
満期になった時に受け取れる金額が、一括の場合は120%、年金として10年間分割して受け取る場合は140%程度に伸びる商品の為、他社よりも受け取れる金額が大きい事で有名だ。
そして今回、同系列会社であるジブラルタ生命が豪ドル(オーストラリア)建てリタイアメントインカムを10月から発売している。
http://www.gib-life.co.jp/st/about/is_pdf/141001-2.pdf
保険商品は、国の債券である「国債」で運用している。国債の運用の利率は、10年ものでいくと、日本0.4%、アメリカ2.2%、オーストラリア3.3%程度になる。
オーストラリアが一番高く、利回りも期待できる。もしかしたら160%とかになって戻ってくるかも知れない。
もう、香港まで行ってHSBCで口座を開いてそこからオフショアファンドなんて購入しなくても、日本で解決できるかもしれない!
バカにするのはこれくらいにして、本題に入る。
オーストラリアはひと言でいうとこんな国。
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『一方リスクとして、オーストラリア経済は中国向けの輸出に代表されるように、資源や農産品の輸出において、新興国の景気動向に影響を受けやすいといえます。そのため、政治が不安定だったり、財政や金融政策が未熟な一部の新興国の政治手腕にオーストラリアの景気が大きな影響を受ける可能性もあります』(大手銀行よりオーストラリアに関するリスクについての注意)
さらっと、とんでもない事を書いてやがる。
オーストラリアは資源国で有名。その資源国が今どうなっているかは是非調べてみて欲しいが、簡単に言うとオーストラリアではモノが輸出し難い状況にある。国内の需要も高まりつつあるが、何より輸出先の回復を待っている為、今の日本と同じで国内に力を入れている最中だ。
同じタイミングで「東京都債」も豪ドル建てが購入できる様になった。これもオーストラリアとの為替差益を狙った動きなのか、それとも付き合いなのかは判らんが、これから円安になって豪ドルが高くなる保証は全くない。日本の金融緩和は、米ドルとは連動していても、豪ドルとの連動は考え辛いので、金融緩和を加味しない方が良さそうだ。
爽やかな保険のお兄ちゃんとして最も伝えたい事は、東京都債なら途中で解約が可能だが、保険の場合は途中で解約すると元金が大幅に減る。
1豪ドル70円とか65円とかそれくらいであれば飛びつくが、95円では厳しい。
一括で保険料を支払うならまだ良いが、月々の保険料の支払いが円では無く、豪ドルで支払うとすれば、為替の影響で毎月の保険料が変わる点も恐ろしい。まさに長期間解約出来ないギャンブル…。
購入を検討される時は重々理解してご購入下さい。オーストラリアという国を良く勉強して。
NAKANO Micro Office
