happiness 166 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



時間に遅れて印象悪くなったりしたくないから、少し早めだけど家を出る。



自転車は昨日受け取って帰ってきた。


かずと松にいを見かけたあのコンビニの前を通って、海の方へむかう。





もう何度も自分の中であの子に呼びかけてた。



かず....


何が好きなんだろう?
何してる時が楽しい?
行きたいところは?
やりたいことは?


聞きたいことは山ほどあるけど



一番聞きたいのは





なんで、そんな泣きそうな顔してる?






きっと答えてはくれない。


簡単には近づくことも出来ない。



それでも知りたいし、会いたい、話したい。




そんなことばかり考えてた。






ひまわり寮 二宮は、俺の家とコンビニのある場所からは駅を挟んで反対側で、歩くと30分以上かかる。


自転車があって良かったーって思いながら、ペダルを漕いでいく。


ひまわり寮に近づくにつれて、潮の匂いが風に混じって海が近いってわかるようになって。


海沿いの道をキラキラ光る海を見ながら走った。




ひまわり寮に着いたら約束まで15分もあって、ちょっと早すぎるかなって思って寮の周りを走ってみた。


わりと昔からの住宅地みたいで、同じくらいの区画の家が並んでる。


時々、真新しい家が建ってて小さな子どもの声が聞こえたりする。



いい所だなって思った。



うろうろしてるうちに時間になったから、自転車を壁に沿って止めて、チャイムを押した。


中から「はーい」って声が聞こえて、昨日見たあのおばさんが出てきた。


人好きそうな笑顔で「いらっしゃい、どうぞー」って、奥に通されて広いリビングのソファーに案内される。


大きなガラスの引き戸があるリビングは、海が見えて気持ちいい。


ぼんやり外を見てたらトンとお茶が置かれて、おばさんはソファーの向かい側に小さな椅子を持ってきて座った。









玄関先でかずのお母さんに見送られて、ペコッと頭を下げた。



壁沿いに置いた自転車にまたがったら、自転車はガレージの奥から入って、裏口に置けるからって言ってくれる。


明るくて社交的で、いつの間にか親戚のおばちゃんと話してるみたいな気分になっちゃう人だった。



色々聞いて来月から住みたいって言ったら、必要な書類とか教えてくれて、契約書書いてもらわないといけないけど、いつが良いって聞かれた。


今日は金曜日だから、住民票とか用意するのに月曜日の午前中までは欲しいなって思ったから、月曜日の午後に契約する約束をした。



じゃあまたねって玄関で見送ってもらったら、自転車は裏口に置けるからねって教えてくれた。



手を振って見送ってくれるおばさんは、優しい人だった。




寮のことや、かずのこと、おばさんから聞いた話を頭の中で思い出しながら、海を見ながら家への道を走った。