大宮夫婦 結婚しようよ 39 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




実家は相変わらずで、母さんはちゃきちゃきと元気で、今年も手作りの綺麗なおせちが並んでる。


今も仕事をしてるから忙しいだろうに、食の細い俺の好物を色々作ってくれてる。


おせちがあるのに、玄関のドアを開けたとたんに母さんのハンバーグの匂いがして、やっぱり母さんってすごいなって思う。

ちゃんと寝てるのとか、仕事頑張ってるねとか俺を心配してくれてる。


姉ちゃんは相変わらずで、何考えてんのかよく分からんない人だけど「あんた無理しないようにね」って真面目な顔で言われてドキッとした。

無理しないようにねなんて初めて言われて、姉ちゃんも色々あるのかなって思ったり。


じいちゃんはやっぱりじいちゃんで。

下町の頑固なじいちゃんだけど、国民的な女優さんと共演するって話したら、すごい喜んでくれた。


家族っていいなって思った。




さんざん食べて、少しお酒も飲んで。

コタツでみんなとみかん食べて。



夜までゆっくり過ごして、お酒が抜けてから車でマンションに帰った。



元旦の夜の街は静かで、遠回りしてオフィス街を通る。



いつも人で溢れてるオフィス街が、シーンと静まりかえって不思議だ。



お休みの日のオフィス街を歩くのが好きで、お正月はお昼にも歩いたりする。


ゴーストタウンって感じするじゃない。

それがさ、面白いの。



世界に俺しかいないのかもって思うあの感じが、寂しくてでも気楽で。



だけど

すぐに思い出すのはさとしのこと。



俺にとってあの人は、俺の生きる場所の全てで。


生きることの最大の目的でもあって。



あの人のいない世界で生きていけんのかな....なんて考えてしまう。



離れてたあの時だって、あなたの存在は確かに俺の中にあったし、手放すつもりなんて無かったから、あの人を失ったことなんて一度も無いんだ。



いつか


あの人を失うことがあったら。




俺、どうなるんだろう。






暗い道を走りながら思った。