大宮夫婦 結婚しようよ 9 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



ドームツアーの打ち合わせの合間、休憩に入ったところでスタジオの屋上に出た。



アルバムを渡されてから初めての5人の仕事が今日で、落ち着かないのはどうしようもなくて。


アナタと朝から何度も目が合うのは気のせいじゃ無いよね?




あの歌を聴いてから俺の気持ちはずっと波立ってて、もう諦めたはずなのに未練なのかな.....昔のアンタの夢を見ちゃったりして、こんなの俺らしくないじゃんなんて思う。





少しでも冷静になろうと屋上で風にあたる。


吹く風が前髪を舞いあげていく。




風の軌道が見えるような気がして、ソラを見上げた。




「ふぅーーー」

「何のため息?」




後ろから突然聞こえた声に、ビクッとしてしまったけど、その声の穏やかさに頬が緩む。





「潤くん.....」

「珍しいね、屋上来るとか」

「そう?」

「インドア派だろ?」

「まあね」

「で、何のため息?」





真んまるの大きな目がジーッと俺を見つめてる。

さっきまで空を見てたはずなのに、そんな風に真剣なかおで見られたら、俺どうしたらいいの?


困ったなぁって思ったら、またため息が出た。




「ふぅー」

「どうした?」

「んー、どうしたんでしょうね」

「なんだよそれ」

「俺にもよく分かんないんデスヨ」

「ん?」

「潤くんさー、ソロ聞いた?」

「聞いたよ」




当たり前のことを聞く俺に、怒りもしないで静かに返事をしてくれる。


潤くん、落ち着いてきたよね。


ちょっと前までピリピリ、イライラしてて、みんなを傷つけてるようで、本当は自分が1番傷ついて苦しそうな顔してた。



ある日、急にスッキリした顔しててびっくりしたんだよね。



自分でも何でか分かんないって言ってて、不思議そうな顔してたのが面白かったなぁ。


いわゆる反抗期の終わりだったんだよね。





それからの潤くんは周りをよく見てて、俺のこともよく心配してくれる。



だからかな.....ポロっと零れた言葉は、切なすぎて泣いちゃいそうだった。






「おーちゃんのこと忘れられないよ.....」







強い風が、言葉を攫っていった。