愛を叫べ Do you love me? 7 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!


玄関に入ってすぐに、手を握った。


それからかずを抱き寄せた。


少し力が入った身体は、まだおいらを許しては無いんだって言ってるみたいで、なんか寂しくなる。


寂しさを埋めたくてぎゅっと抱きしめ直したら、今度はおいらの胸に手を当ててぐっと押してきたから、少し離れた。

かずは表情の読めない顔をしてて。


じっと見つめたら


「ちょっと離れて下さい。靴脱いで、とりあえず上がりましょ」


って言われて、まだ靴を履いたままだと気づく。


考えたらここは玄関だし、かずの言うことがもっともだよな。


うんって頷いて、かずから離れて靴を脱いだ。


かずは脱いだ靴をスッと揃えて、ぺたぺたと洗面所へ歩いていく。

その後ろをつかず離れずの距離で歩くおいら。


いつもなら、かずの腰に後ろから手を回して抱きつくように歩いたり、かずがおいらにそうしてたりしてる。

荷物が多い時は別だけど、こんなふうに一緒に帰ってきたのに、くっついて無いことがすごい違和感だ。


だけど、おいらは元々ベタベタすんのは得意じゃなかったはずなんだ。

触られるのも、束縛されるのも好きじゃなかったのに、かずがおいらを変えた。


あの仔犬みたいなキラキラの目でおいらのそばで笑ってて、いつも色んなこと話してた。

あの京都の日々だって、マジでキツイ時も多かったけど、毎日かかってくるかずからの電話で、当たり前の日常を感じることが出来た。


学校の話や、ジュニアの番組の話、家族の話、お前はいつも楽しそうに話してた。

舌っ足らずの甘えたような話し方は、今も変わらない。


男にしては少し高い声。

時々、低くていい声で話してるの聞くと、実はちょっとドキッとすんだよ。内緒だけどな。


お前のその少し高い声が『おーのくん』って呼ぶの好きだったな。


『おーのくん。俺、寂しい。早く帰ってきて』


電話の最後はいつもそう言ってたお前。


2回目の京都は、逆だったな。


『かずー、おいらもう帰りたい』

『もう少しだよ。がんばろうね』


お前の『がんばろうね』って言葉に、支えてもらったんだ。


がんばれ じゃなくて

がんばろうね


お前も一緒にいるって言われてるみたいで

お前も、寂しいの我慢してるって思えて、がんばれたんだよ。


そんなかずとデビューして、戸惑ってイラついたり落ち込んだりするおいらを、やっぱりお前が支えてくれてたんだ。