【春嵐】~大宮~コラボ祭りでぃっ! | 大宮さんと一緒 。。。

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大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!







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«ツツジのトンネル»



暖かくなったと思ってたら、雪が降るほど寒くなったり。


文字通りの三寒四温を繰り返して、桜の季節ももう終わり。


今年の春は気まぐれだったねなんて、さとちゃんとのんびり話しながら過ごす土曜日の午後。



寒かった先週とは打って変わって、今日は春らしいぽかぽかお天気。


テレビからは、地元の情報番組のアナウンサーの声がする。


『桜で有名なこの公園ですが、実はツツジも有名なんですよね。今年は桜が散る前に咲き始めたツツジも、満開です』



ツツジって名前が聞こえて、パッとテレビを見たら、満開のツツジが映ってた。


ピンクと白のツツジのこんもりとした様子が昔と変わってなくて、急に懐かしい気持ちになって。



「行きたいな.....」


無意識に呟いてた。



そんな僕の言葉を、さとちゃんが聞き逃すはずはなくて、ポロッと呟いてから30分後、僕とさとちゃんは、こんもりとしたツツジの前に立ってた。




「懐かしいなあ」

「うん。昔、お母さん達に連れてきてもらったよね」


近所の公園より少し遠いけど、実家のある町の中にあるこの大きな公園は、県内でも有名な桜の名所でもあって、お花見の季節にはものすごい数の人たちが集まってくるところだ。


この公園の一角に、ツツジの咲き乱れる場所がある。


それもまた有名で、歩いて30分のこの公園へは、ツツジの季節には必ずみんなで遊びに来てた。


ツツジって低い木なんだけど、ここのは高くて大人の肩くらいまでの高さがある。


高いから下の方は幹と幹の間に隙間があって、こんもりと繁った中は、ちょっとした迷路のようになってて、僕とさとちゃんはよくその中に入って遊んだ。


真ん中の辺りに、大人が寝転がれるくらいのぽっかりと広い場所があって、さとちゃんと僕は秘密基地って呼んでた。



そこで2人で歌ったり、手遊びをしたりポケットに忍ばせておいた飴を舐めたりして、お母さん達に呼ばれるまで、2人でいた。




「本当に懐かしいな。こんなに低かったんだな」

「ふふ。僕たち、大きくなったね」

「おう。なぁかず、あそこ今もあんのかな?」

「え?」

「もう忘れてるか…」



さとちゃん、同じこと思い出してたの?

本当に?


すごい!そんな事ってあるんだ。



「忘れてないよっ!秘密基地...でしょ?」


僕が慌てて言ったら、嬉しそうに笑ったさとちゃんが、僕の手を握って言った。


「なぁ、行ってみる?屈んで進めばいけると思うんだよな」



その目がキラキラしてたから、こくんと頷いてさとちゃんについて、懐かしい入口からハイハイするみたいに中に入った。



昔はすごく遠くまで進んだみたいな気持ちになってたけど、大人の僕たちはあっという間に秘密基地に着いてしまった。


ぽっかりと広い空間があって、芝生の上に咲いてるツツジだから、そこにもやっぱり芝生があって、さとちゃんはコロンと横になった。


さとちゃんの横に座ったら、頭にギリギリの高さでツツジの枝がある。


小さい頃は、全然余裕だったのになぁ。




「かずも寝転がったら?」

「うん」



さとちゃんが腕を伸ばして、おいでって目で僕を見るから、僕はさとちゃんの腕に頭を乗せて寝転んだ。



ツツジの甘い香りがする。


さっき、電車の中で何気なくツツジのこと調べてみたら、花言葉が出てきた。


白いツツジは『初恋』
ピンクのツツジは『恋の喜び』


それを読んで、僕、嬉しくなっちゃった。



この秘密基地のツツジは、白とピンク。


僕の初恋はさとちゃんで、恋の喜びもさとちゃんが教えてくれた。


ここが秘密の場所なんて、ピッタリじゃない?


そんな事考えてふふって笑ってたら、さとちゃんが僕をジッと見てた。


「かず.....」

「さとちゃん.....」


ゆっくり近づくさとちゃんの顔。

さとちゃんの目に射抜かれてしまいそう。



だけど、その顔の智ちゃんには逆らえない。

そっと目を閉じたら、さとちゃんの唇が僕の唇に重なった。


何度も優しくキ スされて、なんだかボーッとしてきた頃、さとちゃんの シタ が僕の 緩 くなった 唇 から入ってきて、僕の シタ にチュッと吸 い 付く。


「さと...ちゃん.....」

「か...ず」

「は ぁっ、ん」

「かず...色 っぽ い.....」

「そんなこと.....」


いつの間にか、さとちゃんの手は僕のシャツの中で、僕の身 体を な で 回 してる。


「あっ」


小さな声が漏れて、こんな所で 声 出しちゃダメって思って、左手の 小指を 噛んで堪える。



そんな僕を見て、さとちゃんは手を取って キス をしてくれるけど、激しい キス に翻 弄されて、また声が  漏  れそう。


苦しくて。もうさとちゃんが  欲 し くなっちゃって、さとちゃんの首に腕を絡めた。


「かず、可愛い.....ヤバイ」

「さとちゃん、もっ と.....」


もっとキ スをして欲しくてねだった。



さとちゃんのキ スが激 し くなって、ジーパンのボタンに手が伸びる。



「やぁ」

「本当にいや?」

「や...じゃ...無いけ....ど」


話してる途中でボタンを外されて。



優しい刺 激 で、ドキドキして熱が こ もる。


「さとちゃん.....もう.....」


自分でも恥ずかしいような声が漏れた。



「ダメだ。もう我慢出来なくなる。帰ろう」



そう言って僕の肩を抱いて起こすと、乱れた服を直してくれて、ツツジのトンネルを外に向かって進んでいく。



外に出てすぐに手を握られて、耳元でさとちゃんが言った。



「かずが可愛すぎて、もうヤバイ。家帰ったら、かずの大好きなことしような」



ニヤッと笑ったさとちゃんは、見惚れるくらい エ ロ 格好良かった。

そんなこと言ってくれるなんて嬉しい。


いっぱいし よ う ねって気持ちを込めて、さとちゃんのほっぺにキスをして、今度は僕がさとちゃんの手を引っ張って歩き始める。



さとちゃん早く帰って、沢山僕のこと愛してね。



振り返ると、ツツジの白とピンクが綺麗に咲いてた。




『遠くまで』より
幸せな2人の春の1日



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【春嵐】~大宮~コラボ祭りでぃっ!



お楽しみ頂けましたでしょうか?


春のお花と言えば、ツツジ♡

あの甘い香りが好きです。


お花のカタチもラッパみたいで可愛い♡


みんなの春の思い出のお花は何ですか?

きっと色んな思い出の話が聞けるんじゃないかなぁ。


いつも、遊びに来てくれてる人も

そうでない人も

ありがとうございました(*´³`*) ㄘゅ💕