あなたが好き 9 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



逃げだして自分の部屋で、電気も点けないままにソファーに膝を抱えて座る。


そん時、ピコンとなったスマホ。

見ると、昔からの仲良しからの『今日何してる?』の言葉。


なんにも考えずに『今から行っていい?』って返事をしたら『ええよ。どこにおるん?』だって。

家って答えたら、帰り道だから拾うわって迎えに来てくれて、メッセージを受信して10分も経たないうちに、家を後にした。





「ヒナ、ごめんね」

「何が?」

「いっつも、勝手で」

「お前は、そうゆう奴やろ」

「うん」

「気い使いのくせに、甘えれるやつには嫌っちゅうほど勝手やねん」

「うん」

「ええねん、それで」

「ありがと.....」

「それ、やめえ言うたやろ?」

「どれ?」

「その上目遣いで、人見るんやめ」

「あー、うん」

「おーちゃんも、大変やな」


ふっとため息をついたヒナを見ると、苦笑いしてる。

ヒナのマンションのエレベーターでぼそぼそと話す。ヒナの話じゃ、部屋にはヨコが来てるんだって。


映画のプロモーションで忙しいヨコが『久しぶりに一緒に鍋しようや。俺も相葉ちゃん誘うから』って、言うからニノにも声かけてんって、車の中で言われた。


相葉さん来るのはちょっと想定外だけど、メンバー以外の人の前で、さとしとのことを言ってくるわけないよねって思って、そのまま何も言わないことにした。



ヒナとヨコの関係はちょっと特殊で、ヒナの家の合鍵をヨコが持ってて、ヒナが落ち込んでる時とか、ヨコがちょっと1人になりたい時に来たりしてるらしい。


ヨコは弟達と住んでるから『落ち込んだ顔とか家で見せたくないらしいわ』って、いつだったかヒナが言ってた。




「ただいまあ」

「おじゃまします」


玄関で靴を脱いで、ペタペタと廊下を歩いてリビングの扉を開けると、味噌のいい匂いがする。



「おかえり。ニノも来れて良かったわ」

「うん。いい匂いしてる」

「腹減ったわ」

「こないだ言うてた米麹の味噌の鍋作ったで」

「おお、なんか、簡単言うてたな」

「そやねん。売ってる鍋の素みたいな味噌溶かして、野菜と鶏肉入れて火いつけて煮込むだけやねん」

「ええなあ」

「へえー」

「あー相葉ちゃん、なんか風間と約束してたらしくて、連れてくるって」

「そうか」

「へえー」




上着を脱いで、手洗いとうがいを済ませた俺は、ヒナの家のソファーでやっぱり膝を抱えて座った。